2017年7月9日日曜日

今日の想い 953

真の父母の勝利圏が立った、という事がそのまま実体的天一国が立ったという事にはならないのは当然だ。しかしその勝利圏は相続された真の父母に繋がる全体に及んでいるのであり、地域を超え国を超え、世代を超え時代を超えていく経過を辿りながら実体的天一国として可視できるものとして形作られていく。よって勝利したのなら勝利した結果を今見たい、あるいは見せろと言うのは実に短絡的であり見物人の域を過ぎない。創造原理が立って宇宙が生成されるまで莫大な精誠が投入されなければ先には進まない。時を進めること自体に莫大な精誠が投入されている。真の父母の勝利圏がたてば自ずと実体的天一国は立つものと思うのは勝利圏を相続した者の思考ではない。本来なら相続した者達(祝福家庭達)が責任をもって立てていくべきなのに、しかしあまりにも子供子供していて責任を取らないものだから、父亡き後も母が責任を持ち先頭に立って実体的天一国への道筋を開拓されている。今回のMSGの大会への御母様の覚悟はいかばかりだろうか。ブッシュ時代がアメリカ中心摂理の大きな分水嶺だったが、ブッシュはそれに応えられなかった。その時点で全ての基台の上に立ったアメリカ摂理は失敗した。その時の御父様の落胆がどれほど大きかったことか。よって本来ならアメリカを捨て、アメリカ中心に動いている世界基盤を捨て、真の父母とそれに繋がる者達だけで天一国を立てることもできた。「平和の主人、血統の主人」にはそれらしいことも書いてある。しかし人類の真の父母でありながら簡単に人類を捨てることなどあり得ないし望まれない。それ故に御母様が御父様の願いを引き継がれて立っておられる。このことを理解しなければ御母様のこれまでの発言や宣言や行動は理解できないし、今回のMSGへの御母様の覚悟も理解できない。さらに言えば全人類が真の父母を知り認識しなければ真の父母だと叫んで終わることにもなりかねないのであって、MSGで終わると思うべきではなく第二のヤンキースタジアムも第二のワシントン大会もあり得るし、開拓し前進し続けなければ実体的天一国など夢のまた夢だ。御母様についていこうとすれば相当の決意と覚悟を要する。今回の大会はその私達の試金石となる重要な大会だ。そしてこれが新たなるアメリカ摂理の再出発だ。