先天時代の終末は後天時代を新たな人類として歩む為の、いわば準備期間であり教育期間だった。世間には多くのスピリチュアルな団体や個人が存在するが、どれもこれも耳に優しいスピリチュアルもどきに留まっている。本当の精神世界である神霊界を見届けようとすれば並々ならぬ苦労を越えなければならない。より苦労した者がより準備した者といえる。アボジは私達の教会を苦労の百科事典だと言われたが、食口にはどれだけ苦労してきた実感があるだろうか。苦労して苦労して更に苦労することで、魂がこなれ柔軟になり神霊界に相対できる魂が用意されていく。後天時代に入って誰に支持するかが未だに重要視されているようだが、正しいか否かが問われるのではなく、この世に生を受けた以上それぞれの願いがあって存在しているのだから、良心がそれに反することはあり得ない。そうなると中心的人物に全てを帰依することが生を受けた自らの存在目的を背後に回してまで優先することなのかどうかということだ。アボジの勝利圏、真の父母の勝利圏は共に歩んできた私達一人一人の中に相続され息衝いている。それを実感できていなければこそ誰につくかというようなことが問題になる。誰につこうがつくまいがそれが問題ではなく、自分と異なる思考や行動を起こした者への批難の方が余程問題だ。皆が皆良心が霊肉を纏った存在だ。自らの良心を神様として敬うなら他人に住まう良心をも敬って当然であり、頭から批判し非難する者達は相手に対する敬意を持たない良心否定の立場に立っている。
2022年6月12日日曜日
2022年6月11日土曜日
今日の想い 1155
円の弱体化は日本の弱体化だ。今、日本人の資産が売り崩される日本売りの真っ最中だ。日銀総裁の指値オペによる、限度を無視した緩和政策は、遠からず日本経済を崩壊させる。アベノミクスで500兆に上る金融緩和(日銀国債買い)策で、日本国家の血液である円通貨は既にじゃぶじゃぶに薄められてきた。しかし更に金融緩和という大量の水で血液を薄め続けている。通貨価値の希薄化は、札束をドンドン積み上げていかない限り物に交換できないというインフレの高止まり、更にはハイパーインフレの領域に入っていく。喫緊で言えばベネズエラがどうなったか、エルドアンのトルコ通貨リラがどうなろうとしているか、そんな弱体国家と同じ轍を日本も踏んでいくのだろうか。かつての英国はインドを初めとする植民地を抱えていたのでそれ故に資源国家でありえた。しかし戦争で莫大なポンド借款を抱え、その為に金利を上げてポンド価値を守ることができず、かの大戦以降ポンドの価値は下がり続けて、イギリス病と言われるように日々の食事にも遣り繰りせねばならないほどの貧国に成り下がった。常に英国に学んできて英国の後を追ってきた日本も同じ運命なのかも知れない。かつてのエバ国家であったイギリス、そしてイギリスの代わりとなってエバ国家から母の国になった日本、連合国として戦勝したものの、経済に於ける旧来のシステムにしがみ付き、新たな経済発展の芽は摘み取られてきた。数十年を超えてのち経済復興が為されたのは、北海油田の開発による景気の刺激と他国に頼っていた資源の半分を自国で融通できるようになったからだ。日本はイギリス以上に旧来システムに頼り続け、新たな景気策となる新規事業の立ち上げには結果的に背を向け続けている。日本が復興するためには日本が資源国となるべく資源開発、新規事業の立ち上げ以外ないだろう。日本に和製サッチャーは果たして現れるだろうか。