2007年6月2日土曜日

霊的生活

人間は肉身と霊人体をもっている。肉身は地上世界との情報と要素をやり取りしながら存在し、霊人体は霊界との情報と要素をやり取りしながら存在する。地上世界霊界と区別する感覚は地上生活的感覚の区別であり本来線を引いたように区別できるような内容のものではない。地上世界の特徴は感覚を通して受ける情報(ある意味要素)で生活する、すなわち受けることを通して生活する場であり溢れんばかりに受ける生活の中に与えることを学んでいく場が地上であり与えることの何たるかを学んで霊界で生活する。地上生活は受動的であるのに比べ霊界での生活は能動的である。地上で受けることしか知らないと、働きかけること与えることで世界が広がり認識される世界の霊界では非常に不自由なものとなる。与えることにいつも前向きな人すなわち愛の深い人こそ霊界での生活はより自由となる。この辺の感覚が理解できると霊的な意味がより論理的科学的なものとなる。咲き誇る花々や生い茂る木々には霊人体はない。霊人体はないが神の霊が直接的に働きかける。草木を霊的に観るなら魂に染み入る輝きを心地よく受け取る様を実感する。絵を見て感動する。それは絵そのものに感動しているのではなく筆遣い色使いを通し背後にある作者の想いを受けて感動する。すなわち霊的に見ていることを意味する。音楽を聴いて涙を流す。音の流れだけを受け取るのではなく流れに乗せられて作者の魂が届く。霊的に聴いているので涙が流れる。誰もが霊的に視たり聴いたりしている。しかし程度の差があるため自分を霊的な存在だと認識しない。内的なものに外的なもの以上の価値を見出すとき霊的成長が始まる。

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