2019年2月2日土曜日

歴史的結実体

歴史的結実体という言い方をどう捉えたらいいのだろうか。歴史の中に生きている意味はわかるし、歴史を作る立場であることもわかる。しかし結実体となると関わり知れない生まれる以前の歴史と自分が生まれたことの関連性を見ることであり、さらに歴史と自分が原因と結果の関係性にあることを言っている。単純に考えれば歴史を通して血筋を繋いできた最後尾に私がいるということなのだが、血筋の結実体ではなく歴史的結実体という言い方にしたのには何かあると捉えるべきだろう。血筋を遡っていけば必ずアダムとエバに辿りつく訳で、途中で途切れることはあり得ない。歴史も遡っていけばアダムとエバの時代に辿りつくが、この場合人類全体としての一つの歴史を想起することになるが、血筋を遡る歴史となると親からその親へと倍々に増えていくわけで、振り返る過去の歴史は人類歴史という歴史一つではなくありとあらゆる歴史的流れと歴史的要素を含んでおり、そうなると歴史的結実体という場合実に複雑だと言わざるを得ない。数え切れない先祖の願いを結集した摂理的使命を受けて生まれた立場であり、また同時にこうも言え、結果存在としてのあらゆる負の原因を蕩減する立場で生まれてもいる。歴史的結実体が真の父母との因縁を持ち祝福を戴いて心情を相続し、よって新たな血統圏に組み入れられるという意味は、複雑極まりない先祖の願いを受けていた立場から天が認めて願う中心的願いに結集されるということであり、逆に私が先祖達の先祖として原因的立場となり、先祖達こそが原因である私の結果存在となるから原罪や様々な罪から解放されることになる。地上的論理では理解を超えるが、霊界は時空を超えた世界であるからその論理が当て嵌まってしまう。第四次アダム圏として立つ私達は蕩減復帰歴史の歴史的結実体から後天開闢歴史の歴史的創造者としての位置を戴いて天宙歴史の出発点にいる。神様という創造主、真の父母という創造主、そして私という創造主の創造主三代圏をして新しい天の歴史が築かれる。

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