2025年4月5日土曜日

今日の想い 1375

 トランプ関税が問題になっている。日本からの輸入品に対しても24%で、もしこれが続いたなら日本経済は苦境に陥るだろう。インフレもそうだが品不足で翻弄されることになる。アメリカは関税を仕掛けたことで世界戦争を勃発させた。人は死なないが世界貿易の停滞を目論み自国に製造力からの経済力を呼び込む為の事実上の戦争を吹っ掛けたことになる。各国はそれぞれに応戦することになるが、日本の対応は未だ見えてこない。即対応することが必要で、様子見している余裕はないにもかかわらず、石破政権は事の深刻さがわかっていない。関税は別に輸入相手国や業者にかける税金ではなく商品を買う自国民に課す税金だ。その意味では消費税と同じ性質を持っている。故にトランプは日本の消費税に対して文句を言った訳で、関税24%も消費税を踏まえて出した数字だろう。今まで債務国家であったアメリカは基軸通貨故の利点を使って何とかここまできたが、ロシアへの対応からのドル不信が災いして、基軸としてのドルに疑問が持たれている。そこを見抜いているトランプはドル暴落の手前で世界に戦争をしかけた。ドル基軸経済からブロック経済への流れが見えている以上、トランプは債務国の意味を債権国に儲けさせているという観点に立つことで関税引き上げという戦略を立てたということだ。本来責められどころを逆に責めに出たという、何ともトランプらしいこの賭けは海千山千戦い抜いたうえに磨いた感覚だろう。教会と食口達がもっとも学ぶべきところの狡猾さだ。

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