2017年5月1日月曜日

今日の想い 944

揺れ動いている今だからこそ考えようによってはおもしろいし、私達が今こそ入り込める隙間が揺れ動く中にある。必ずある。アメリカと北が一触即発状態を演出している。北の揺れが大きいのかアメリカの揺れが大きいのか、北は北で脅しアメリカはアメリカで脅しながらそれぞれの暫定的国家信念を通そうとしているけれども、外面は大国アメリカだが、アメリカの民主主義なる信念は北を超えるほどの矛盾が露呈してきて相当に揺れ動いている。北の横暴が世界を振り回しているが、彼らの民主国家を超える強みというのは決して核ミサイルに代表される軍事力ではなくその一体化にある。たとえそれが恐怖政治によるものだとしてもだ。暫定的ではあってもアメリカの信念を凌駕する信念に支えられている。アメリカがアメリカファーストを声高に口にした時点でアメリカは完全に民主的世界制覇の信念を捨ててしまったが、北による信念は未だ生きている。いやその拳をさらに高々と上げている。しかしその一体化がどれほど余裕のない固体化したものでどれほどもろいかもまた確かだ。どれほど抑え込んでも自由を求める人間の本性は否定できず更に強くなる。もし衝突する事態になれば抑え込まれていた自由への衝動が爆発するときであり、民主世界が想像しているような金体制への怒りとして体制破壊に向かうのではなく、先ず核爆弾の爆発という彼らの自由渇望の恨みの爆発となって世界に降りかかる。核爆弾の成功は統治者の願いを超えて北の民衆の悲願であり、金体制がそれを捨て去る選択肢はそれ故にない。枷を外された北の民衆が難民となって押し寄せるという民主側の予測は、彼等の信念と積み重ねられた恨みを計算にいれた上での予測ではなく、内的に自由な者が外的な拘束から抜け出した行動しか視野に入れていない。彼等にとって中心軸は自分を超えて将軍でありおそらく私達食口以上に中心を慕い忠誠を誓っている。実は食口の献身による内的状態と北の民衆の内的状態は結構似ていて、献身制度がなくなっても生活に困窮したり自分の意見が持てなかったりと社会との結構な格差が生じ対等なるコミュニケーションが持てないでいるのは、内的な自由を預けることで自己責任という責任感情をも差し出したことに因っている。御父母様を否定することは私自身を否定することであるように、金王朝を否定することが彼ら自身の否定になる。しかし全ては揺れ動いている。北もその体制が歪を起こし揺れ始めている。もちろん食口も御母様の爆弾発言とそれを受け止める戦いによって揺れている。揺れて生じる隙間に何が入り込もうとしているのか、知恵ある者はそれを見通す。そして意志ある者はそこに入り込む。

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