2022年4月18日月曜日

今日の想い 1147

 メタバースという新語がある。メタは超越でありバースはユニバース、宇宙なので日本語に訳すとすれば超越宇宙となるが、これは明らかに霊界をイメージした言葉に他ならない。VR(仮想現実)は仮想空間の中に入ることで体験することだが、地上現実の延長を夢見るように仮想的に感情欲望を満たそうとするものに留まっている。メタバースと言いながら先端であるVRはゲーム世界に留まり、宇宙から超越宇宙という高次元への突破意志やエネルギーをそこに見ることはできない。人間は眼球内を焦点に、外界をイメージスクリーンに映し出して映像認識する、謂わば外界に入るのではなく外界を相対的に把握しているのであって、自分の見るイメージと他人の見るイメージが全く同じだと言えないばかりか、外界の内外を包み込んでいる地上を超越した存在の認識観を捉えてはいない。相対するものを認識するとは、それは相対する対象を眼球に見るような何らかの焦点的働きを通してイメージとして映せるということだろう。そしてメタバースである霊界を映し出すための焦点的器官、それこそが目にあるのではなく良心の領域に存在している。良心という心情世界(霊界)の目で霊界をイメージできれば、唯物主義に汚染されることでイメージできなくなった超越宇宙が後天開闢時代の新しい人類を通して認識できる。アボジは霊界を覗き見るコンピューターという話をされたこともあるが、それは視覚という感覚と同じものと捉えるのではなく、次元が異なり複数次元にもまたがる霊界を、人類の良心を集結することで認識しようとするのであり、その為のアプリケーションが差し出されれば可能になるかも知れない。

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