2018年11月8日木曜日

今日の想い 1020

万物主管を抽象的な概念に留めたままでいるから、いつまでたっても具体的な万物主管には至らない。すなわち富として掴むことができない。食口は価値の実体であり代表であるところのお金への認識が不足していることに気付かない。摂理的献金として捧げているつもりでいるが、お金の立場からすれば愛されないままに追いやられたと思っている。愛する自分の子を捧げたイサク献祭とまでは言わないが、痛みを伴うまでの献金姿勢であってこそ献金は活きる。自分のところに留めておくのは罪だという負債感や恐れから献金するのと、大切に想う我が子に似た感情を抱いていたものを捧げる献金とはその内的霊的意味合いが全く違ってくる。食口の献金意識の根底には金持ちは自己中心であって身軽で清貧でこそ天国に行けると思っているし、自分は何もわからないから結局は上からおりる指示に当面従う以外ないと思っている。そこにはお金に対する主管者としての想いはない。主人意識という言葉がある。先代の会社を二代目として引き受ける場合、オーナーシップを形だけ得ても本当のオーナーシップを発揮できる為には試練を超え従業員や関係者の信認を得なければならず、その過程で主人意識は養われていく。相続した資産や宝くじの当たり金、ギャンブルで得たお金に羽がついているのは、そこには主管者としての主人意識の無さが原因にある。その資産やお金には自分の想いは入っていないから繋ぎ止められない。主人意識が立つためには根を張らせ枝を分かち、実を実らすための養分を得て与えて育てるために何が必要かを知って認識できてこそ主人意識は立つ。だから同じお金であっても誰が主管し出所がどこかでその意味合いはそれぞれに違っている。そのお金の色合いが霊的に見えるようになってこそ万物主管主としての役目は果たされるだろう。日本は1200兆円を超す借金があり、アメリカは40兆ドルを超す借金がある二大借金大国だ。国の借金の意味合いは貨幣価値に水を投入し価値を薄めている。色合いはどんどん薄くなり透明化してきている。そう遠くない或る時点で価値破壊の臨界線を超えて円とドルの値は一気に下げる。国家経済破綻が近づいている。

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