2018年11月2日金曜日
今日の想い 1019
地上天国としてどう国家の枠をはずし世界の平準化を図っていくのか。アメリカファーストのトランプの政策は、誰が見ても国家の枠組みをより強く引きこそすれ、外す方向には向かないだろう。御父様の本来のアメリカに対する願いは、ブッシュ親子から弟ブッシュに引き継いで、民主国家アメリカによる世界制覇によって結果的に枠組みを外すというものだった。、、と私は信じている。弟ブッシュに直接告げたかったし、その受け取った条件によって弟ブッシュは大統領選の勝利を手にできた。ワシントンタイムズ設立記念大会だったと思うが、弟ブッシュが来るということでホテルのキッチンの周りもそわそわしていた。その当時大会があれば必ず御食事の要請があって、その日もスイートルームのキッチンで日本食の準備をしていた。担当のサモニムが弟ブッシュが来る話を興奮気味に周りにしていたのを思い出す。しかし結果弟ブッシュは来なかった。その時の御父様の落胆は後で耳にすることになるのだが、当時語られたみ言葉にもその内容は記されている。それ以降、御父様は避けられないアメリカの衰退を口にされるようになった。現政権のトランプがどれ程アメリカ優先政策で力を発揮しようとも、摂理の潮流のベクトルは直接アメリカを向いてはいない。アメリカの強さは軍事にあり、軍事で世界の紛争地域に権力を行使してきたけれども、しかし軍事で本当に守ろうとしたものが何だったかというと、ドル基軸だ。イラクを叩いた本音はフセインが原油をドル決済ではなくユーロ決済にしようとしたからだ。アメリカの軍の派遣の背後には必ずドル基軸死守の思惑が働いている。しかしアメリカによる第一摂理は既に失敗したので大統領に誰が立とうともアメリカはその覇権を次第に弱めていくはずだ。トランプはアメリカファーストだけれども、案の定その政策はことごとくドル基軸を否定させる方向に向かわせている。トランプがどれだけ中国に対して貿易赤字解消を目論むにしても、結果的には自分の首を絞めることになる。中国は黒字分で外貨準備としてドルを買っていたのだし、アメリカ国債の購入も日本をはるかに超えている。それを売り始めるとドルは一気に下げていくだろう。ドルが下がるとアメリカは輸出しやすいが、しかし今のアメリカには中国のような輸出商品はない。売るものがないのに貿易云々をいうトランプは本当に経済がわかっているのだろうかと思う。そんなトランプを尻目に中国とロシアはますます台頭してくるだろう。そういう訳で国家の枠組みを外し世界の平準化を図っていくのは、ドル基軸に代わる世界に通用する通貨ということになる。それが何かと言うと、敢えてここでは伏せておくことにする。これは考えるべきだし、受け売りで価値の本質は受け取れない。
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