2022年3月29日火曜日

今日の想い 1143

 誰よりも人生の賛歌を謳い、誰よりも被造世界の母性を詠み、魂の限りに神の父性を求める意志を差し出す。逆説である裏面の言葉に直すなら、誰よりも生きることの厳しさに没頭し、誰よりも冷酷で荒々しい地上を舐め尽くし、そして肉体を未練なく捨て去って霊の本質に自らを差し出す。しかし実情は、この肉体も想いも主管しきれずに、手綱を持つだけで精一杯の日々を送っている。もはや思うように体は動かず、光あふれる高次へと飛翔したくも恍惚への梯子すら登れずにいる。老親の更に老いるのを心配するうちに、自分も老いが増しているのを思い知らされる。私が生きて来た意味は、私が生きている意味は、この年になって今更問うてどうなるものかと思いながら、それでも問い続けている。止めてしまいたいのに問い続ける障害があって癒されない。問い続けることから逃れられない。今日も途絶えることなく内面は赤子の様に泣き叫びながら問い続けている。私の中に一つの結論を出そうとしているのだろう。躍起になり焦る思いがそうさせている。親に強いてきたことも、更には親として子に見せてきたことも、私という生き様の結論こそが親や子への、更に後孫への種だと思っている。親にも子にも、私の人生が騙され裏切られた失敗作として内的霊的影響を受け取って欲しくない。実際失敗作であるはずがない。私が生きているうちに、生きて来た意味を差し出す結論がもし無ければ、信仰も、献身生活も、祝福も、相対と共にしてきたことも、子供達への教育も、意味を大きく欠くものとなる。

2022年3月19日土曜日

今日の想い 1142

 ロシアをSWIFTから排除すればロシアだけに被害が及ぶものではない。ロシアが資源国であって資源輸出国だから、EUの多くの資源輸入国はロシアを上回る被害を被ることになるのは目に見えている。エネルギー資源なしで生き永らえることなど到底できないので、今はバイデンの顔色を窺って反ロシアの態度を取っているが、長期に渡ってくるとSWIFT以外の道を模索するほかなく、中国版であるCIPSを使うのか、はたまたロシアとの物々交換か、金本位制か金兌換制も模索しているロシアなので金の現物で払うのか、どちらにしろ資源インフレは抑える方法が無くなってくる。バイデン政権はどこまでも無策で、挙句の果てがこのSWIFT排除という経済核爆弾で、SWIFTというドル基軸を支えていたものから排除するとなると益々ドル離れは加速するだろう。アメリカは債務国であって、世界で使ってもらうドルあればこその経済大国だが、使えないドルであれば只の紙切れの上に胡坐をかいているに過ぎない。アメリカの金融アナリストが言うように、ブレトンウッズも金本位制から不換ドルへのヴァージョン2、さらに今回のSWIFT排除で基軸通貨を辞めてしまうヴァージョン3に入ったと言う事だろう。ここまで混沌状態になると、資産保全の為に現金通貨を持つのも債権を持つのも、コモディティーに変えるとしても将来的な安全策は見通せなくなる。何ができるか敢えて言うと耕作地を抱えて食料だけは自作できるように準備しておくことだろうか。世界的なウィルス感染、三次大戦へと向かいかねない戦争、刻々と近付く巨大地震、ハイパーインフレ等々、この過酷な現実に生き延びていく人間として根本的意義を私達は備えているだろうか。この大波荒波の人生行路を航海できる私となるための信仰路程を歩んできただろうか。

2022年3月16日水曜日

今日の想い 1141

 権力を持つ存在が権力を発揮する時はヤクザと全く変わりない。権力を見せぬ平時は尊敬に値するかのような統治者の顔を持っているが、野蛮な畜生の顔を露わにして権力を行使する。黒い熊だろうが白い熊だろうがヤクザは己の正義を振りかざして権力を振るい、結局はイメージしているプループリントを具現できずに、得体の知れない魑魅魍魎の輩を呼び覚まして混沌、破壊の底へ引きずり込んでしまう。DSのインテリヤクザにシロクマの喧嘩ヤクザが業を煮やして挑みかかった形だが、喧嘩に取り込んだ以上喧嘩ヤクザの方が上手だろう。戦況の悪さが伺えるが、そんなことは喧嘩ヤクザの見せ所と一層褌を締めさせ気合いを入れさせてしまう。しかしどちらにしろ腕を振り上げるヤクザはどうせ最後は逃げるしかなく、アボジが言うように、彼等は太平洋の周囲に逃げて逃避城を発表し、チンピラの大将、ヤクザの大将、マフィアの大将が連合してそれなりの法を作れば、どこにも行く道の無くなった世界が逃避城の法を用いるようになるということらしい。何とも善の摂理観からすれば冗談のような、突拍子のない復帰摂理の戦法を見るようで、そうなると教条的原理の枷にしっかり嵌っている柔軟性のない食口にしてみれば、そんな摂理など思いもよらないだろう。私達こそが神様が共にいる摂理の精鋭部隊だと信じていたものの、思いもよらないところで摂理は進められていて、肩透かしを食らわされ呆気に取られる格好になってしまう。ヤクザであれマフィアであれ、結局死の覚悟を持って命をはったものが生き残るということだろうか。今のこの現状を見通して発表された「平和の主人血統の主人」の御言葉かどうか、いま少し見届ける必要がある。

2022年3月7日月曜日

今日の想い 1140

資源のない、或いは資源開発をしてこなかった日本であること、食料自給率が40%も届かない日本であること、国防も多大に他国に頼っている日本であること、そうなるとどの先進国よりも世界情勢に影響を受けやすい我が国だということだ。自活できない国であり続けることが結局は他国から裸のエバと見られて隙を伺われている。私達が信仰を持って貞操を守ると言うなら、領土は国の身体であって、凌辱され奪われた北方領土は何としても取り返すと、拳を上げ義憤に燃えるのでなければ、信仰はただ己の為の自己満足でしかないだろう。愛する範囲が小さい家庭止まりで、地域社会や国にまで愛が及ばない者なら、公的云々を口にすべきではない。本来ならロシアがウクライナで手を焼いている隙に攻め入って取り返すぐらいの働きかけを勝共の名で政府要人にすべきだ。こんな混沌とした状況の時こそ最もチャンスを掴める機会であって、もし食口の中で自らの罪意識に悩む者でもいれば率先して国の為に身を捧げれば、大善の前に個人的罪など負債を払って余りある。どんな放蕩三昧を繰り返したとしても、国の為に身を捧げた者達の霊人体は真面目に生きた者達より遥かに光り輝いている。これからの日本は一層多難な時代に生きることになるはずだ。しかし善神は悪神の背後に必ず隠れている。もし日本が侵攻されるような状況で、率先して身を捧げ為に生きる決意を備える食口が現れれば、カルトの汚名を晴らして余りある栄光を国民は私達に着せるだろう。献金で天国の隅にでも収まろう等というスケベ根性は、信仰者でも心情を相続した祝福家庭でも何でもない。

2022年3月5日土曜日

今日の想い 1139

 安倍元首相の発言した核共有議論の問題が話題に上っているが、だいたいそこに行き付くまでの多くの議論を戦争アレルギーで見ず触れずで実質封印してきた戦後の短くない期間がある。日本はGHQによって玉を抜かれた国家魂のない抜け殻状態で今に至っている。議論しなかったのではなく、議論すらできなかった。国として国体を守る為には国民が守るのは当然だが、日本人が国について話すとき、先ず国があって私があるのか、そうではなく大事な私が先ずあって私を守る国なのかどちらなのかで全く異なっている。後者であれば国について議論できるはずもなく、私を守るためにどうしてくれるのかと私を守るべきだと思っている国家幻想に攻めよっているだけの話だ。しかし悲しいかな日本人の多くは後者であり、唯物的思考教育と相まって自己中心主義であり愛国心や犠牲精神とは程遠い。そんな者達をどれほど集めても国体は立たない。実際は日本はアメリカの第51州であったしアメリカの併合特区だった。だから沖縄返還もアメリカに取っては差ほど重要ではなかったし、日本経済弱体化のプラザ合意も押し付けるのは当然だった。しかし冷戦が終わって暫くすれば、アメリカは自国のことで精一杯で警察国家であることをお荷物だと感じ距離を置き始めた。国際秩序を押し付ける存在がいなくなった今、本当の意味での外圧がかかる中で今こそ国体を立てる大チャンスだろう。この期に及んで平和憲法が平和をもたらすという平和信仰者と核アレルギー病人は、侵攻する敵軍隊の前に身を挺して進み出る覚悟を示して欲しい。

2022年3月4日金曜日

今日の想い 1138

 人間の創造性は逆説的に言えば破壊する凶器の内包であり、創造と破壊は前進する人間の裏表だ。ロシア帝国主義を精神の軸に立てるプーチンは、その帝国建設の意志としてウクライナの破壊に表れている。彼に取ってドル金融覇権を拝する民主国家、資本主義国家は悪鬼の輩とさえ思っているので、ドル基軸のSWIFTから外されようがどう制裁を喰らおうが望むところだろう。この軍事侵攻によってウクライナが手の内に入るかどうかというより、穀倉地帯であるウクライナがロシア帝国主義に帰依していて欲しいのであり、傀儡アメリカ帝国に愛想を振りまきロシアから離別するのを恐れた行動だと言える。プーチンにとって資源エネルギー国家ロシアと穀倉国家ウクライナが夫婦一体となってこそロシア帝国建設の理想は手に届くところにある。エネルギー資源と食物資源さえあればドル決済できなくても自国の通貨で十分経済を回すことができるからだ。西側諸国にしてみれば、今回の軍事侵攻が成功しようが失敗しようが100ドルを超える原油コストの跳ね上がりによって金融も経済も大打撃を被るだろう。しかもコロナで疲弊し、かつてないほどの通貨の水増し、10兆ドルを超えて直接にばら撒いた後のことだ。プーチンにしてみればこの機を逃すまいと、コロナからの回復を見ないうちにと思ったのだろうが、しかし覇権を握るDSに真っ向から刃を向ける形になってしまい沈着冷静であるはずのプーチンの焦りが躓きとなった格好だ。しかし彼ほどの愛国心、忠誠心を持ち身を挺して使命感に漲っている首長は他にみない。周りからすればサタン的行動に出た異常な精神状態を見るが、大天使である今を司る時代霊からは見方は異なっている。人類が描く平和社会へのソフトランディングは、アメリカが摂理使命を果たさなかった時点でアメリカは見放され、既にその選択肢はない。