ロシアをSWIFTから排除すればロシアだけに被害が及ぶものではない。ロシアが資源国であって資源輸出国だから、EUの多くの資源輸入国はロシアを上回る被害を被ることになるのは目に見えている。エネルギー資源なしで生き永らえることなど到底できないので、今はバイデンの顔色を窺って反ロシアの態度を取っているが、長期に渡ってくるとSWIFT以外の道を模索するほかなく、中国版であるCIPSを使うのか、はたまたロシアとの物々交換か、金本位制か金兌換制も模索しているロシアなので金の現物で払うのか、どちらにしろ資源インフレは抑える方法が無くなってくる。バイデン政権はどこまでも無策で、挙句の果てがこのSWIFT排除という経済核爆弾で、SWIFTというドル基軸を支えていたものから排除するとなると益々ドル離れは加速するだろう。アメリカは債務国であって、世界で使ってもらうドルあればこその経済大国だが、使えないドルであれば只の紙切れの上に胡坐をかいているに過ぎない。アメリカの金融アナリストが言うように、ブレトンウッズも金本位制から不換ドルへのヴァージョン2、さらに今回のSWIFT排除で基軸通貨を辞めてしまうヴァージョン3に入ったと言う事だろう。ここまで混沌状態になると、資産保全の為に現金通貨を持つのも債権を持つのも、コモディティーに変えるとしても将来的な安全策は見通せなくなる。何ができるか敢えて言うと耕作地を抱えて食料だけは自作できるように準備しておくことだろうか。世界的なウィルス感染、三次大戦へと向かいかねない戦争、刻々と近付く巨大地震、ハイパーインフレ等々、この過酷な現実に生き延びていく人間として根本的意義を私達は備えているだろうか。この大波荒波の人生行路を航海できる私となるための信仰路程を歩んできただろうか。
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