アメリカドルを支え、その結果として赤字国家アメリカを支えているのは日本円だ。日本は2000年代400兆を超えるドル買いでアメリカドルを支えてきた。日本の年金基金、ゆうちょ、簡保、財務省と日銀による米国債買いと米株買いが日本円を売り米ドルを買ってきた行動だ。安倍政権の時に500兆円もの金融緩和を行ったが、400兆円が外債に化けただけで本当の意味での国内投資とはならなかった。円通貨を水増しし更に通貨という経済血液を外国に垂れ流すという国の体力を損なっただけのことだ。その結果が這う這うの体の日本経済だ。外債、特に米国債や1兆3千億ドルもたまっている米ドル準備金を日本が売って円に戻せばいいのだが、実際には売れない。売れないというよりアメリカが売らせない。この間の僅かの円買い介入さえも、一言の相談もなくと非難されイエレンに釘を刺されたばかりだ。おもしろいことにアメリカに対する日本の姿勢と、教会本部に対する日本教会の姿勢は実に似ていて、どちらも徹底して従属的だ。言われればどんな方法を取ろうが差し出すし、もし貸しているという認識があっても決して戻してくれることはない。それでどれだけの日本食口が泣き寝入りしたことか。もしその差し出し続けた金額を累計すれば日本国をさえ動かせる財力を持ったはずだ。そんな皮算用を持ち出せば不信仰の窮まりだと非難されようからこの場でボソッと吐き出すだけなのだが、差し出し続けた献金摂理に対して誰も総括しようとしていないし、その納得するところを説明されずにいる。今は信仰もどきで蓋されているが、多くの日本食口の積み上げられた恨が燻り続け、そしてそれが発火し爆発するときに日本はどうなるだろうか。良くも悪くも、霊的な原子爆弾は実は私達の手に抱えているのかもしれない。解散請求がどんなものか、どんな影響を私達に及ぼすのか、本当のところはわかっていない。しかしこの解散請求という発火ボタンが、積み上げられ濃縮された恨の霊的原子爆弾に着火させるという、人類歴史上の大汚点を岸田首相は行使してしまった。
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