2025年2月22日土曜日

今日の想い 1361

アメリカ経済をトランプがどう立て直すかは、減税と関税、インフレ対策、製造業への回帰等の政策から大体見当もつくが、しかし36兆ドルにも膨らんだ債務をどうするかという、金融対策はいまだ見えてこない。ソロスの元で働いたベッセントだが、トランプは批難を浴びるのを覚悟で彼を財務長官に任命した。或る意味DS側にドップリ漬かっていた彼だからこその手腕を期待しての事だろう。世界があっと驚くウルトラC的政策が発表されるのかも知れない。バンスはミュンヘンで、痛烈なド直球スピーチを欧州の指導者達を前に滔々と語ったが、その苦々しい指摘が欧州指導者達の感情の波風の引かないうちに、今度は欧州が保持している米国債の償還はせず、トランプ100年債への借り換えを提案した。提案は提案でそれを却下することはできるとしても、そこは弱体化したアメリカといっても未だ大国アメリカには違いなく、安全保障の観点を初めとして様々な案件を秤にかければ欧州としては飲む以外ないだろう。トランプはどこまでも自国ファーストだ。あらゆる手を使ってMAGA(make america great again)の為に突き進む。今話題になっているのが財務省、FRBが秘匿しているフォートノックスの金在庫だ。公にはアメリカの金は8133トン、そのうちフォートノックスに保管されているのが4850トンとなっている。しかし誰も監査したことはなく、財務省、FRBの言う在庫が本当なのか噓なのかは長い間確認されてはいない。特にFRBは公開監査を頑なに拒んできた。トランプはその虚実をあきらかにする。アメリカの本丸に入って事実であれば42ドル/ozを現在の時価に再評価して新たな国債の担保にするだろうし、嘘であれば偽ったFRBを解体してFRBマネーではなく新たなトランプマネー、トランプドルを財務省に作らせるはずだ。今のドルは新トランプドルと期限を決めて2:1比(例えとして)にすれば今の国々が保持している米債は半分の価値となり、借金が半分になる計算になる。勿論積み上げていた貯蓄も半分になる訳だが、FRBドルが墜落するように落ちて行くから誰であってもトランプドルに換えざるを得ない。イーロンマスクという天才と死ぬか生きるかの金融戦場でその名をあげているベッセントが組めばどんな仕掛けを目論むものか、わかりはしない。通貨とその価値は信用あればこそであり、今のドル通貨はFRBを信じてこその通貨価値であって、信用がなくなれば只の紙切れ、只の数字でしかない。お金の本質、即ち万物の本質を捉えた者にその価値は必ず集まってくる。食口は万物の反乱に襲われたからこそ、今こそ万物の本質、万物の霊的意味を真摯に尋ねる機会を与えられている。トランプは良くも悪しくも摂理的人物だ。地球の運命は今、数々の神の試練を乗り越え神霊の信認を得た彼の手に委ねられている。

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