GAFAを見ればわかるように、技術やシステムがこれだけ進歩していて、IT企業のトップの話や社員のミーティングを垣間見るだけでも、私達がやっていることと随分乖離していると思わされる。ビジネス用語も日に日に多様化しているし、私では意味の分からないミーティングの遣り取りも多い。ビジネスを手掛けてきた私からみても一世代も二世代も遅れを取っているようで、時代の先取りどころか万物復帰に毛の生えた時代錯誤的物品販売のまま止まっている。レストラン事業に30年以上関わってきたが、店を構えた万物復帰から抜け出せず、どれだけ手足を動かしたか、どれだけ頭を下げたかという浪花節世界のままだ。発展も進歩もせずに、もちろん売り上げも上がらずに、手足を動かし頭を下げ続けていれば摂理の一端を担っている気分で満足している。ことある毎にミーティングは持たれるけれども、上意下達で中心者がそれなりの話をして、それを聞いて受け取るだけなのに何か創造的な歩みができる気分になって満足している。ミーティングで意見を戦わすというような場面を未だかつて見たことがない。今回の反教会運動は悪いことばかりではない。ビジネスでスクラップアンドビルドが必要であるように、今の教会体制を修正して維持するよりは、いったんスクラップして摂理に沿う形で新体制をビルドすればいい。アベルが正しいというアベル権威を、アボジのみ言葉にあるように各祝福家庭に移譲すればいい。それでこそ後天時代に正しく向き合えるし、個人家庭の金銭感覚(万物感覚)も、ビジネス団体も含めて様々な摂理団体の経営感覚も変わっていくはずだ。アベルの言葉一辺倒のアベル権威のままで創造的思考が回転し始めるとは思えない。歴史を見ればすべての地上的進歩発展はカインの知恵からだった。そのことからも明らかだ。
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