2026年7月28日火曜日

今日の想い 1483

 金の亡者は天国に行けないらしい。しかし金の亡者とは誰の事だろうか。金持ちと言われる富む者を一般に金の亡者とはいわない。強盗なり麻薬組織なり、人の不幸を引き換えに得た金銭、すなわち悪銭を得てこそ金の亡者だと思うのだがどうだろう。しかし正当な方法で金持ちになったにもかかわらず貧しい者に施さないとか、ケチぶりが激しいとかのみならず、道義的に何ら問題ないにも関わらず投資や財テクで大金を稼ぐ者達まで金の亡者に括られてしまう。益を得る、すなわち金を増やすという価値の創造には、金に対する想いなり哲学がなければ増やすという価値創造は成り立たない。逆を言えば、万物に対する想いや哲学の位相に応じて価値創造は発揮される。相続による成金や、宝くじや馬券での一発成金もいるにはいるが、主管する人の器に順じてそれ以上は大抵流れ去るものだ。全ての富む者に対して偶然に彼等は金持ちになったのだから、万民に分け与えるべきだ、という思いがどうも金の亡者という言葉には隠されている。たとえ地上天国になったとしても持つ者、持たざる者は出てくるのであり、私達が描いている強制ではない共産主義、そして所有欲のない人格、などは絵に描いた餅でしかないと思っている。AIやロボットの進化と共に、一方で働かずとも無条件で生活資金を得られるベーシックインカムの議論も出されているが、それは人間を怠惰にさせる何物でもない。それは資本主義国家に於ける共産主義政策だ。

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