眠りと魂とは深い関係がある。別に身体を休める為だけに眠りにつくのではなく魂への補給が眠りの大きな役目だ。うちのは腎機能を悪くしたため造血作用をもたらすホルモンが分泌されない。そうなると慢性貧血の状態が続く。血液の在りようと魂の在りようは直結している。魂の成長を欠くと病的な血となるし逆に病的な血になると不健康な魂の在りようになる。慢性貧血になると不眠症になる。床についてもなかなか眠れない。外が白ける頃まで寝返りを打ちながら悶々と時間との格闘を迫られる。不眠症は身体が休まらないのが問題ではなく魂に必要な要素を十分に補充できないから問題となる。眠りの浅い人も魂の在りように何らかの問題を持っている。ひとは人生路程の中でさまざまな苦労や悩む日々を過ごす。度を超すと悶々としながら眠れない日々を過ごす。そういう時は魂を覆う表面的な感情に振り回されたりそれに溺れたりしている。その感情を主管できない。この世の内的外的事柄に執着すればするほど感情はいきりたつ。執着する気持ちを捨てない限り表面的な感情に左右され続け、その下の魂の深みに入っていけない。本来、神性あふれる宇宙の深みに深く沈んで霊的栄養素、霊的食物を魂は得る必要があり、それは深い眠りを意味する。宇宙の深み、神性の中に魂は滞在し安らぐ。深い眠りに沈んでしっかりと必要素を補充し瑞々しい魂に復活させる。その魂は深みから浮き上がってきて目覚めと共に身体という覆いの中に入っていき地上の活動を始める。
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