2022年8月3日水曜日

今日の想い 1169

 日本のメディアは異端審判と魔女狩りに暴走していて止む気配はない。決意して帰国したはいいが、まさかここまで日本の精神が凋落していたとは思わなかった。先の暗殺事件が外的な端を発しているのはその通りだが、教会をいじめるだけいじめ、息の根を止めるまで批判がエスカレートしているのは、明らかに背後の力が働いている。しかしそこまで深堀して見通す日本人は極めて少ないだろう。大多数はいじめる側といじめられる側とを悪趣味で野次馬的に観覧しているに過ぎない。そうなると今の日本には和を尊しとする日本人はいないということだ。大和魂と日本精神を備えていないかぎり、それは日本人とは言えない。食口の多くも同じように顔だけは日本人風ではあるが日本人とは言えない。日本人としての内的霊的柱が立っていなければ、結果的に日本を国として形作っている輪郭線は曖昧で既に消えかかっているのであり、遠からず国は崩壊するか溶解するしかない。それが他国からの圧力であれ、自然災害であれ、また内紛であれ状況の違いはあっても同じことで、内的霊的柱が倒れてしまうことがその原因だ。日本はその長い歴史から多くの教訓を得て、多大な叡智が働く民族ではあったが、奇しくも歴史からその精神性を抜いてしまい空しい抜け殻の年代と事柄だけを教育してきたのは誰のせいなのか。可笑しな日本語とも言えない日本語が跋扈して、日本人としての誇りを覚えなければ日本人である意味はなく、内的に彷徨うだけの只の生きる流浪の民と化している。ウクライナ戦争を期に、守りのない裸の日本であることに気付いたのかも知れないが、それ以前に、守るべき日本人としての本懐を失っているのであれば一体何を守ろうというのだろう。

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