2008年2月11日月曜日
コンサルタント
コンサルタントにコンセプトを考えてもらう時点で既におかしいと思うべきだ。コンセプトは理念であり想いであり理想であり夢である。要するにどうしてその店をやりたいのかという事業の根源の部分だ。そこをどうして他人に任せることが出来るのか。はなから我々に何の理念も理想も夢もないと言う所から出発している。そこにはただただ儲けたいという願いしか存在しない。コンサルタントもコンサルタントで、儲かるコンセプトは何と問われて彼らとしての夢が形になりそうなものを提案する。しかしそれは彼らの夢であって我々の夢ではない。まともな、良心のあるコンサルタントなら、あなたはどうしたいのかを問いかけるだろうしそれを形にする為に培った知恵なりリソースなりを提供しますと言うことになる。万が一丸投げしてコンサルタントから提示されたものを形に出来たとしても、訳も解からずそれを任され毎日営業し利益を出すことを強いられることがどれ程苦しいか。我々既存の店に於いて、何も解からずあなたはここの店長と言われ、誰かが作ったものの一つ一つを受け入れ消化し自分色に変えていく過程がどれ程犠牲が伴い投入して投入してここまできたかということの内容も意味も全く理解していない。本部と現場とが完全に乖離している。現場に於いて長年汗し涙して培ってきた内外の内容が明らかに在るにも拘らず本部はそこに目が届かない。現場からの説明の仕方にも問題があるが、現場に立たなければ理解できない、説明が困難なことのほうが多い。理詰めでこれがいいからやれと言われてもそれはあくまで机の上で考えた内容で、現場に立たされたものはそのアイデアがうまくいくものかどうなのか培ったセンスや勘で判断する。現場で培ってきたその感性が財産であり、それを使って次の展開なりステージに上がるなりをすべきである。しかしそこを認めず訳の分からない他人の頭の中を信用するなぞ私には理解できない。
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