2008年7月2日水曜日

行動力とは

今自分が置かれている環境にどう対処しようとしているか。縮み思考なのか発展思考なのか。否定的なのか肯定的なのか。固執しているのか柔軟な姿勢なのか。停滞なのか行動なのか。しかし状況に対して距離を置いている以上どれ程その周りで試行錯誤しても、自分の態度を変えることは難しい。先ずその環境に飛び込むことでしか先には進めない。泳ぎを知らない者が水槽に飛び込み、やがて慣れ、泳ぎを学ぶように、環境に飛び込んでこそその環境の中で泳ぐことを学び、目的地に向かう能力を養える。環境の中に溶け込み一体となってこそ、その環境を分析できるしどう主管すべきかが見えてくる。天才とは研究対象である問題と自分自身の二つの区別がつかないまでに一体になる人、と言うある物理学者の言葉にあるように問題課題と渾然一体となることで問題解決の糸口や法則を見出せる。ため息をついたり首を傾げている時点では、しっかり距離を置いて眺めている状態であり要するに他人事の域を脱していない。飛び込んでこそ泳ぐ力は出てくる。思考力も働く。水際に立って思案している状況では何の力も湧いてこない。下手な考え休むに似たりである。飛び込むには決意が要る。体裁やら逃げようとする恐れやら、いろんな執着している想いや事柄を解き放つ決意であり、そういった煩悩を自分の中から解き放つことで新しい景色が広がる。見えなかったものが確実に視界に飛び込んでくる。

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