2007年11月13日火曜日

訓読会 イーストガーデン

訓読会の場で一通りみ言の訓読が終わると一人の姉妹に声をかけられた。中国系韓国人の姉妹だ。促されて前に出るといろんな質問に対して言葉少なに応えていた。自分の証しをするようにと言われ最初はたどたどしく声も小さく始めたものの、しかし数分と経たずに本領発揮だ。話すわ話すわ白いスーツに包まれた小柄な身体からとは思えないほどの声量と、自分についての話であったとしてもその溢れんばかりの話題で二時間弱しゃべくりまくった。それもTFが隣におられてマジマジと見つめられながらと言うプレッシャーの中でのこの度胸だ。先ず話の内容がどうのと言う前に彼女のこの在り様に自分とは違う次元にいる生物を見る思いがした。完全に脱帽だ。日本の兄弟でこれほどの度胸を持ったものはそういないだろう。とうとうと話を進めるその姉妹を見つめられるTFの眼差しが印象的だった。時に笑みを浮かべ時に笑い時に頷かれながら我が娘を見るように視線を送り続けられるその姿がその日一日脳裏に焼きつきその映像が延々と繰り返された。その日日本からも数十名参加していたし韓国からも更に数十名参加していた。多くの兄弟姉妹がその場を共有しながら皆何を想うたのだろう。彼女の証しそのものに感銘を受けたものもいるだろうし学んだものもいるだろう。うらやましくも幾分寂しさも感じたのは自分だけだろうか。最後にお決まりの一曲ということでTFに促され、テレサテンが中国語でよく歌っていた一曲で見事に決めた。

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