御母様が私達に伝えるキーワードのひとつは環境創造という言葉で、2020年までの摂理を勝利する為の最重要課題であり、地に足がついていない食口達の意識が目覚めて活動する喫緊の課題と言えよう。氏族復帰は私達の宿命的課題であり、その氏族復帰を為す為には復帰できる環境を整えなければならない。氏族復帰と言われて、あの兄弟をみ言葉に繋げよう、あの叔父さんは意識があるみたいだからみ言葉を伝えて見よう、みたいな感覚でいるけれども、それが本当に氏族復帰なのかどうなのか。先ず氏族メシヤ宣言をすべきであり、それ以前に氏族メシヤ宣言をする環境を整えなければ宣言できる訳がない。集まろうと声をかければ、ある程度の親戚縁者を集めることができる力があるのかどうかという話だ。経済的基盤もない、それなりの地位や名誉もなければ氏族復帰など夢のまた夢だ。摂理は摂理で、私の内的課題を乗り越えながら天国に近付いて行く家庭中心の信仰生活とは別の事と内心思っている節がないだろうか。正直を言えば私の中にはそれがある。それがあるから氏族復帰が進まないとしても安堵しておられる。ここに一つのみ言葉があって、
「ここには一つの秘法があります。統一教会の教会員である皆さんが勝利的基盤を築かなければなりません。そのようにしてこそ父母の立場に立つことができます。」天聖経、地上生活と霊界、第2章21節より、、とある。
全文を載せると長いので最後だけにしたが、このみ言葉の最初の内容を要約すると、統一教会の信仰をしていても天法に引っ掛かれば天国に行けず無駄になってしまう。だからどうすればいいのかと言うことで上に記した一つの秘法を提示して下さっている。確かに私達は恩赦を何度か戴いたけれども、赦されたはしから引っ掛かる生を送ってしまうのが完全復帰されていない私達の性(さが)だ。そうなるとこの秘法を用いざるを得ない。それが勝利的基盤であり、それこそが環境創造と言えるのではないだろうか。食口はこの世的欲がなく、清貧に準ずることを良しとしている訳ではないが、結果的にそうなっている。しかし清貧のままではどうにも勝利的基盤、環境創造にはならない。私達はどうしても経済的成功、それなりの地位も名誉も得てこそ勝利的基盤、環境創造と言える。ある程度の成功者にならなければ誰も、氏族の誰であっても見向きもしないからだ。だから私達は欲で成功者になるのではなく、摂理的観点、氏族復帰観点から成功者にならなければならない。ヤコブが一財産築いてエサウが屈服したように、ヨセフが一国の大臣になって他の兄弟達が屈服したように、本来ホームチャーチ摂理でカイン圏復帰を為して氏族復帰という流れになる訳だが、み言葉を伝えて行くカイン圏復帰が難しければカイン圏に於いて成功者になってこそ氏族が一目置くという、その具体的摂理進展を進めなければ氏族復帰を御題目のように唱えても何にもならない。よく言えばあまりにも純粋、悪く言えば単純馬鹿な食口の在り様から、この世を料理する程の知恵者にならなければ摂理の進展など覚束ない。蛇のように賢く、というかそれがずる賢さであっても無いよりはましだと思うのだがどうだろうか。この秘法をどう捉えるかにもよるが、責任者の公金に対する問題、あるいは地位を使って親戚縁者を優遇する問題など無いとは言えない。無いとは言えないけれど、そのずる賢さで氏族が一目置く位置に立ち、氏族復帰の基盤の一助とするなら御父様はどう対処されるだろうか。お前は天法に引っ掛かったからと無碍に地獄に突き落とされるだろうか。あるいはこの秘法を使ったのかと配慮されるだろうか。仮に公金問題をいうなら、一ドルであっても一億ドルであっても横領すれば公金問題として引っ掛かる。霊的には(天法では)その量によって采配されるものだと思わない方がいい。
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