2019年5月11日土曜日

世界経済の動向は

経済システムを無理くり維持させようと、日本もアメリカも、そしてEUも、中国に至るまで、ジャブジャブに薄めてきた貨幣価値は一体これからどうなるのか。体の一定濃度の血液であってこそ健康を維持できるのであって、少しでも薄めれば異変をきたすのに、経済の血液である通貨濃度の希薄は既に危険域だ。信用の大きさと通貨体積の大きさがバランスを大きく欠いている。今は米中の関税問題が世界経済の問題として大きく注目されているけれども、本当の問題はそんなところにはない。そんなところにはないが引き金にはなり得る。とりあえず経済は信頼性に価値を置く人情時代まできたが、今回の世界バブルが弾けてしまえば一旦は物情経済まで収縮することは既に目に見えている。物情といっても基軸通貨であるドル自体が通貨濃度を薄められているので、ドルペックを取る中国元も、ドイツ銀行をはじめとして元資本がしっかり入り込んでいるEUのユーロも、ドルとほぼほぼリンクしている日本円も軒並み信頼性を失い、ドルを基軸通貨として立て直すことは先ず不可能だ。そうなると金やコモディティの信用で兌換通貨として新たな通貨を先に出回らせた者達の主管下に置かれるだろう。ここしばらく仮想通貨が取りざたされ、確かに仮想通貨の利点は国籍を持たず、ドル基軸システムのようにスイフト(仲介銀行)を介さなくても直接やり取りできるが、問題は通貨という認識が持たれず投資運用にされたために使用範囲が限られて広まりようがない。しかしこの仮想通貨システムが現物通貨とリンクして用いられるようになれば、お金の裏も表もないので裏社会は壊滅せざるを得ない。正午定着の経済システムが構築される。もしアメリカが御父母様の勝利圏を相続して天の運勢に立っていたなら、金兌換の新ドル体制を敷き、電子ドル通貨にリンクさせて世界覇権は打ち立てられただろう。しかし返す返すはブッシュの裏切りが悔やまれるところだが、ここまで来たらもはや中国の新通貨による経済覇権は現状から見た摂理動向としては妥当なのかも知れない。少なくとも流れはそうなっている。すでに中国は世界でもっとも金を保有する万物大国となっている。
第一次にできなかったので、第二次でソ連と中国が、レバレンドムーンを自分の国の王として迎え、アメリカを凌駕する国家をつくることもできるのです。-(平和の主人、血統の主人より)

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