2014年2月17日月曜日

御成婚式を考える

御父母様の三回にわたる結婚式の意味を理解しているだろうか。蘇生、長成、完成の三段階に於ける結婚式があり、その恩恵の基に祝福式をして戴いた。結婚式は家庭を持つ為の儀式だから一度きりだという観念が私達の中にはある。ルーシェルとエバの霊的堕落があり、アダムとエバの肉的堕落があったと言うのであれば、肉的なものを復帰する結婚式と霊的なものを復帰する結婚式があると言うのならまだ理解もできるが、二度ならずも蘇生、長成、完成の三段階、三回に於ける結婚式が為されたのであり、それは一体何を意味するのだろうか。何度も言われたことは、私達が受けた結婚祝福は仮祝福で、ほんとうの祝福は御父母様が完成段階の結婚式が為されて、それに同参して受ける祝福こそ本祝福だというものだ。しかし堕落人類に与える祝福結婚ではなく、御父母様の結婚式は堕落と関係のない、すなわち復帰の為ではない結婚式であり、この複数の結婚式と相まって夜の神様、昼の神様、真の父母様という位相を立てておられる。私達にとっては仮祝福の方が祝福を受けたという印象が強く、本祝福は頷く程度に素通りしてしまったかのようだが、感覚世界で感覚感性によって受け取るものがより実感的で、霊界の事実より地上の現実の方に意識が向かうのは当然だろう。しかし私達が御父母様を慕い侍っていくのは感覚存在としての私だけではなく、地上と霊界を結ぶ橋としての存在としても、そして霊的存在としての私としても御父母様を慕い侍っていくのであり、そうであれば御父母様の三回の結婚式の意味をよくよく理解する必要がある。御父様の御話に、「D-DAYがいつで、その日に本当に真の父母という人が来て結婚式をするのですか?」と、捉えようによっては他人事のように真の父母について触れておられる。それはみ言葉の随所でそのように触れているのを伺えるが、それは天の位階の位相について語られる時にそのように話されておられ、そうすると一次、二次、三次に亘る結婚式が夜の神様の位相、昼の神様の位相、真の父母の位相と関係があると理解できる。「天地共鳴圏と真の父母様御成婚式」(2011、9.02)のみ言葉の聖婚式について、三次が最後であること、どんな王の記念日の百倍を越えなければならないこと、三次の単(一)、十、百のこと、そうしてその話の流れで、夜の神様、昼の神様、真の父母様を訪ねていき、堕落していない位置で侍ることのできる息子と家族と氏族を全て知っておられること、そして私達を無条件で連れて行くことはできないこと、と話しは続いて行く。自ずと三次に亘る結婚式は三位階の位相に関わることであり、単十百は息子、家庭、氏族に関わることであることがわかる。御父様は霊界を越えて神界に関わる内容にまで触れておられることを理解できるけれども、霊的無知で霊界の事実さへも理解できない者が更に高みの領域の内容を正しく理解できるとは思わない。少なくとも私達の今の内的霊的段階ではそうだ。そんな者達に天臨の秘密を敢えて教えられたのは、もうすぐ地上を去られるのを決めておられ、肉体に住まわれておられるうちに言葉として残しておかなければという想いから語られたみ言葉のはずだ。御父様を本当に慕い侍る者であるなら、どのようにしてでも次元を高め、残された難解なみ言葉を理解して人類に差し出すことも私達の使命だ。

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