2008年8月28日木曜日
今日の想い 8
感謝すること。今、与えられている全てに感謝する。全てに感謝しようと思えば、与えられながら与えられていることに気付かない事に対して申し訳ない思いを持つ。だから感謝する想いと申し訳ない想いが相まって生じる。そのような想いに満たされて歩めればどれだけ幸せな人生か知れないが、しかし自分の内面に何かが暗い影を落として感謝の想いを封じる事の方が実のところ多い。それが病であったり思うように行かない不満であったり先の知れない不安であったりする。そういった影の部分に目を塞ぎ遠ざけようとすれば、影は益々その濃さを増す。その影の部分を正視する勇気、寄せ付けない影の只中に飛び込む勇気が必要だ。地上の堕落世界に於いて神がいると同時に悪魔がいる。そう言うと、この科学的な現代社会で戯言を口にするのかと聞く耳持たずだが、自分の内面を観察すれば明るい部分と暗い部分が存在することは誰にでもわかる。この触れたくない暗い部分をどう対処して行くのかが肉体を持って生を送ることの意味を知るかどうかの境目と言える。宗教的に言えば煩悩を断つことに繋がり、サタンを退けることに繋がる。闇のさなかに飛び込み、恐れや不安等の様々な影の感情の化け物に魂が曝されても、光が何かを知る者は目を見開き、嘔吐を催す感情に巣食い暗闇に蠢く正体が見えてくるだろう。貴方や私や普通の人間が、そう思っている幸せも喜びも楽しみもただの幻に過ぎない。自分の内面の全ての領域が光に照らされない限り真の幸福は隠れたままだ。真の幸せ喜び楽しみを求めるなら、忌み嫌い、背を向けて遠ざけている内面の暗黒地帯に戦いを挑まない限りそれは横を素通りすらしない。真理のみ言葉を知る者はその意味で幸いだ。暗黒に立ち向かい戦う術を持っている。しかしそれはあくまで立ち向かえばこその真理であり、目を塞いで逃げている立場では裁きでしかない。
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