2012年1月25日水曜日

八の字航路

原理講義では霊人体、肉体を説明するときに、横線を引っ張り上下に楕円形を描いて説明する。その時に、横線上の一点から始まって先ず上の方に楕円を描いていき同じ一点に戻す。そこで筆を離さずにそのまま下の方に楕円を描いていき同じ一点に戻す。この八の字の描き方がより霊人体、肉体の在り様を表している。どう描いても描かれた結果は同じようであっても、実はその過程を重要視することで見えないものが見えてくる。人間は八の字の航路を描きながら未来へ進んでいく天宙の船である。正確には平面的に見れば八の字は一点で交わっているようだけれども、立体的に見れば交わってはいない。交わらずに霊界と地上界を交互に行き来している。人間の肉体の血液循環自体が八の字を描いている。心臓を起点として上部への指示系統を一巡して心臓に戻ると、下部の臓器や四肢を一巡していく。睡眠に入って私の霊界を一巡すると目覚めて地上界を一巡する。しかし睡眠導入の点と目覚めの点は決して交わらない。交われば新しい朝とはならないし時間の観念が根本的に変わってくる。人間が八の字を描いて人生を航行していくように、神様も八の字を描いて時代を生きておられる。創世記に於ける七日間は神様の七回の八の字航路だ。夕となり朝となった。第一日目である。と、あるように構想される夜の期間を過されて、その構想のままに昼の期間を過された。構想の収縮期を過されて創造の拡張期を過された。よって宇宙は収縮と拡張を繰り返している。創造を始められて以降、夜の期間、昼の期間を過されたと言うことであって、御父様が話される夜の神様、昼の神様と言うのとは違う話だ。人間は目覚めている間は意識があるので、自分の地上的航路は見えているけれども、眠っている間は無意識なので自分の霊的航路は見えていない。だから八の字ではなく毎日が繰り返されるだけの円運動としか捉えられない。御父様ははっきりと意識的に霊的航路を見ておられるし、意志しておられる。霊的航路で構想され、神霊存在達と取り決められた事柄を、地上界で展開されておられる。

0 件のコメント: