2014年4月24日木曜日

今日の想い 727

とにかく先が見えない。蹴躓き、穴ぼこに落ち、不意打ちをあちこちから喰らいながら、それでも手探りでも進む以外ない。時間の流れは止まらないからだ。時間は今、急流域を通過している。矢継ぎ早に問題は発生し、感情はもう高まったり沈んだりとジェットコースター状態だ。まったく訳が分からず、何とかつかまる物体を引き寄せ身を預けようとしても、目先に迫る突起した岩にぶつかれば物体もろとも粉々になる。だから何の身を預けるものもない。ただただ時はひたすら急流を駆ける。「金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るのより難しい」とマタイ伝にあるけれども、地獄の世界から天国の世界への抜け穴があって、その抜け穴が針の穴より小さければ、全財産を捨てるどころか世界観すら捨てるのでなければ抜け穴は通れない。また胎児が入れるとも思えない細い産道を通過して地上世界に生まれる為には破水しなければならない。そのように私達が後天開闢時代という新しい時代圏を生きる為には、あらゆる執着や暫定的観を捨て去って、縦的真の父母と横的真の父母が交わる90度の一点に立ち返るのでなければ、既に用意されている新しい地上天上天国への小さな入り口はわからないし、見えているとしても入って通過しようとは思わないだろう。実は既に旧来の世界観で生きる世界は明日をも知れぬ状況なのに、真の愛の観で生きる新しい世界、地上天上天国で生きることが恐ろしいと思っている側面がある。そうなると入り口に頭を突っ込んだもののその試練に堪えかねて、要するにビビってしまって崩れ去る元の世界に戻ってしまう。胎児は産道を通過することを恐れてはまだ見ぬ地上世界に生まれることはできない。私達は先が見えないから恐ろしく思うのではなく、先の見えぬ期待感を持つべきだ。私達は躓き、穴ぼこに落ち、不意打ちを喰らうことで、太った肉(執着や世界観)を削ぎ落す内的霊的清涼感を覚えるべきだ。この肉体を打たれれば打たれるほどに、この心をズタズタにされればされるほどに、私という霊が嬉々として生きる新しい世界が用意されていて、その霊的光さす産道の出口が近付いたと期待すべきだ。

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