2007年3月22日木曜日

第二の清平

メリーランド大学のメディカルセンター、ここは私と相対者に取って場所を変えた清平だ。手術患者の待合広場で五時間以上待ちながら思わされたことはこの気付き。そして改めて周りを眺めると、確かに雰囲気というか空気に懐かしい匂いが感じられる。自分の霊性は開発されてはいないが何となく感じるということは良くあるし、魚とレストランに長く携わってきたせいか匂いにはとにかく敏感だ。危ない臭いがしたり、汚れた臭いがしたり、高貴な匂いや下賎な臭いがしたりする。ここ三次元では同じ時間と場所を共有している他の患者や患者の家族と、そして私と相対者の霊的時空は異なっている。明らかにここは私と相対者に取っての第二の清平だ。私が韓国清平の地で内的気付きと肉的癒しを得た段階を踏まえて、相対者がと言うより家庭として内的気付きと外的癒しの恩恵をここで受けている。この気付きを得た時、愛されていることを実感した。周りを観察すればあるものは家族のために祈り、あるものは慰め、そしてあるものは優しい視線で見渡し、視線が合うとクロスフィンガーで応えている。院内にはチャペルもある。そして数棟ある高層ビルに囲まれた中庭の天井には強化ガラスが張り巡らされていて、ビルを柱にした大聖堂の趣だ。それを上空に見る形で待合広場が中二階にある。間違いなく大母様興信様の送られた聖霊天使がここにはおり祝福先祖が集結している。ここで息子と娘とでチャペルを中心に祈りの巡礼を七回ほど持った。信仰的とはとてもいえないこの二人が、短い言葉ではあるけれど母の経過の良好を祈る声を耳にして、この家庭の再出発の機会を与えてくださった神様に対して、感謝の想いが暖かいものとなって胸に溢れてくる。

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