2008年1月6日日曜日

経済の正体を霊的感性で視る

サブプライムローンの問題はアメリカ経済はもとより日本、中国を筆頭に世界規模の影響を及ぼす。それは過去の様々な経済危機の比ではない。やもすれば世界経済の血流をズタズタにしかねない。この悪徳ローンだけにスポットを当てても何も見えてこない。自分の思いではルシファー的(サタン的)な世界集合意識が目論む混沌と破壊が目に見えてきた、正体を現してきたと言える。慾まみれのどす黒い血に染まってしまった既存の経済の流れ、これを浄化することは奇跡でも起こらない限りなしえない。正体を現し始めたのは2000年のITバブルの崩壊に端を発し2001年、9.11そしてイラク戦争この辺りから皆の意識、特にアメリカ人の慾まみれ意識は正気を逸する。エンロンを代表する企業会計不正疑惑は一部の役員が会社を完全に喰い物にしていることを露呈した。しかし誰も非難できない。皆が皆そうなり下がっている。そこに会社を思う、社会を思う、国を思うなどという言葉は死んでいる。株式市場は賭博場と化した。誰も株を買う時その企業を支えようと思う殊勝な者も団体もいない。持ち家政策で課税優遇を打ち出したが投機の場を不動産市場に移行されたに過ぎない。株式市場ではキャピタルゲインに対して35%の課税が取られるため課税優遇にある不動産市場に慾の目が向かうのは当然の流れだ。一気に住宅投資にジャブジャブ資金は投入される。 住宅建設は史上最高となり中心地から3時間を要する田舎にも山肌を削り住宅を建てていく。この辺りでも前は緑が半分以上占めていた町の造りも隙間隙間にコンドや住宅用地を建設確保するため緑もまばらとなった。投資目的で買われた住宅やコンドは人の気配はない。家は凄まじく立ち並んではいるが明かりは灯らない。温かみも無い愛の無い薄寒い館に住むのは悪霊と相場は決まっている。世界的な資金のだぶつき、ユーロ高ドル安、欧州を中心とする外国人のアメリカ不動産投資が住宅バブルを更に膨らませる。欧州の富裕層はフロリダを、中国人はシアトルバンクーバーを買い漁る。アメリカでも地道に働くより住宅投資の方が楽にそして大きく資産を膨らませることが出来る。誰もがその慾の熱で狂気となった。終いにはNOインカムNOジョブでもいくらでも資金供給を得ることができ住宅投資を始める。それを可能にした悪のツールが証券化という金融技術だ。

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