2009年6月28日日曜日

今日の想い 87

経営の責任を持っていながらも、他の従業員と同じように自分のワークスケジュールを組み込み店に入る。その状態で営業を続けながら、何も問題が起こらなければそれでいいのかも知れないが、必ず問題は起こる。その問題を対処する責任がありながら、自分を営業プロセスの歯車のひとつに組み込んでいると何もできない。何も出来ないから問題は大きくなる。自分にもしわ寄せが掛かり従業員にもしわ寄せが掛かる。店は益々マイナスのスパイラルが深くなり、余程の大手術を施さない限り立ち直れなくなる。店の責任を自分が持つ、み旨に責任を持つと言うその意味が解っていない。営業プロセスに自分を組み入れることは当たり前だと思えるらしく、そう言う感覚になるのは、身体を動かさない限りみ旨をやっている気持ちになれず負債を覚えるからそうなのか、他の兄弟や従業員への示しがつかないからそうなのか、単に人手不足で自分が入らないと営業できないからそうなのか、兎に角現状として店の中に入り浸りになってしまっている。経営の意味が解り店に責任を持とうとすれば、歯車の役目から脱しないと何もできない。余程のスーパー人間でない限り、雇われ業務も果たしながらマネージャーの業務も果たせる人間はそういない。今まで何となくやってこれたからこれからも何となくやって行けるだろう位の意識では、状況は悪くなりこそすれ良くなることはない。経済状況は益々悪化し、本部からの要求は跳ね上がり、自分の体力は衰え、思考力も働かない。何かテコ入れしたくともまとまった資金の目処もつかない。ドン詰まりの状況でどうするのか。兎に角出発点に戻るしかないだろう。原点に帰って線を引き直すところから始めるしかない。それなりの風体は保っているのでそれを活かしてと思うかもしれないが、張りぼてに期待を持っても裏切られるだけだ。内的霊的なものを建て直し、み旨に沿うた形でビジネスを組み立て、魂の篭ったレストラン作りを為して行く。我々の時代はこれからだ。

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