2010年4月10日土曜日

言葉を考える

言ったことそのままに起こるから語る自分が恐ろしいとまで言われるように、私達が何気なく口に出している言葉もよくよく注意しなければならない。どんなに否定的な思いに駆れるとしても、暗い未来の予想を言葉にして口に出してしまうと、起こりうる事実として運命は回転し始める。御父様の言葉を御父様が恐れるように、自分の言葉を自分で恐ろしく思う認識を備えなければならない。口を制するものは世界を制すると誰かが言ったと思うが、それがそう言う意味なのかどうかは分からないけれど、そう取るべきだろう。御父様の言葉と私の言葉の重みは比ぶるべくもないが、そうは言っても自分の言葉に自分が左右されることは間違いない。だからと言って心にも無い言葉やホラで、張りぼて自分を作れと言っているのではなく、言葉を選ぶという意味は神様から来るところの神霊を宿した言葉を口にするよう心がけるということだ。その言葉で理想を描くことができ、希望を与えることができ、前に踏み出す意志を備えることができる言葉、語る相手に取っても口に出す自分に取ってみても、そうであれば神霊を宿し善霊が働いた言葉と言うことが出来る。言葉こそが霊であって、口にだす言葉にはそれに宿る霊が存在する。呼吸が霊の呼吸であるように、喉を使って空気を吐き出すことで言霊を吐き出している。霊の係わらない言葉があるはずがない。御父様が言葉をもって天宙を再創造されるように、私達は自分の言葉をもって私の小宇宙を再創造している。み言を自分の言葉としながら思考魂を変え、更に感情魂を変えて意志魂を差し出す。言葉をもって自分の感情は主管できるだろうし、言葉をもって天の願いに応える意志を大きくしていくことができる。口を制する者は世界を制する。

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