2010年11月25日木曜日

ワシントン ニューヨーク大会

どこまでも澄み切った空を思わせるような照明に演出された舞台は、アベルUN全ての国旗が演壇を囲むように立てられ、聴衆の気分を盛り上げている。世界会長の登壇を含む祝辞が何人か続いた後で、会場を木霊する大きな拍手に迎えられながら、御母様の手を引かれて中央に進み出られた。壇上に立たれた御父様は今一度の拍手のうねりに身を預けられた後、会場の三階席の奥までしっかりと見届けられると口を開かれた。年寄りの話を聞くようにと前置きされれば、恐らく誰もが年下だろうから自然と素直に聞く態度を持つだろう。その言葉は重くもあるけれど、祖父が孫に接するような暖かさで聴衆を包み、誰もが笑みを浮かべざるを得ない御父様ならではの魔法の言葉だ。一瞬でその場を主管され、衣擦れの音すら止んだ静寂が訪れると、講演文を高らかに読み始められた。朗々と鳴り響く御父様の声音を会場の奥の席で浴びながら、この御歳であられながら本当に元気な御様子を嬉しく思うと、霊界もそれに頷いて賛同し、霊達の喜びも合わせられ私の胸をつく。並み居るお偉方を御自分の子であり孫であると認識しておられるから、𠮟り付ける様な言葉も態度もそのままぶつけられるし、険しい顔を見せられたかと思うと急に相好を崩され、満面の笑顔でひとりひとりに入り込まれる。これが御父様流の真の愛なのだなあ、短くない年月を御父様に従って歩んで来た兄弟達も同じように接し同じように包み、どんな位置にある人々もそして人類全ても同じ親の愛で包み込まれる御父様なのだなあと、感慨深かった。配られた講演文には載っていない言葉の中に、大変重要な指示もされ、起源節までの具体的な指示事項として宣布され打ち込まれた大会であり、霊的にも地上的にも祖国韓国への大きな流れが具体的に進められることを理解した。最後にその出陣の銅鑼を力強く叩かれ、先陣の旗を掲げられた。折りしも北朝鮮からの砲撃が23日の午後二時半だから、米東部時間では23日の零時半だ。相前後して起こったことは決して偶然ではないはずだ。

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