2014年8月15日金曜日

今日の想い 775

難しい。事は単純ではない。責任者と話してそう再確認した。おそらく、私の思う複雑さがますます私の行動を狭めている、そう思ったはずだ。しかしそれでも私は、私が確信するに従ってものを言い、事を進めていく以外ないだろう。自分はそのように訓練されてきた。それは日本で訓練されてきたからと言うのではなく、ここアメリカでも訓練されたというその両面から物事を見ることができる。それが良いとか悪いとかではなく、私はその位置でものを言うことができる。だからビジネスの意味合いも異なるし、お金の意味合いも異なる。一生懸命やって失敗すればそれは仕方がないと言われ、それはそれで割り切らないとと言われるが、失敗するのは絶対許されないという思いが私の中にある。その思いが何処から来るかというと、日本がどうやって精誠を捧げ、摂理を支えてきたかを知っているという、その思いの上での感情だ。だから私には軽々と、一生懸命やって失敗するなら仕方ない、などとは口が裂けても言えない。私の責任者は口にできるとしても、私は口にできない。私のように石橋を叩いてでも渡るか渡らないか思案するような人間はビジネス人間とは言えないのかも知れない。しかし、私はビジネス人間である前に、御父母様を慕い侍る一食口だ。御父様の心情を大切にしたい。御父様の心情を大切にするには、御父様を実体的に支えてきた日本の精誠を無視することはできない。周りからそのやり方を非難しようとも、支えてきたのは日本の精誠に拠っている。周りがとやかく言える立場にない。私に運営を任されているこの店も、日本の精誠の汗と涙が資金となって存在を可能にしているし、その想いを汲まない私であれば位置に立つ資格などない。いつも口にしているように、私は御父母様に裁かれる前に日本の食口に裁かれる。だから私のお金に対する重みは、日本食口の精誠の重みと等しくあるべきだと思っている。だから他の誰かが失敗しようとも、私が失敗するのは絶対に許されない。

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