2013年11月29日金曜日

今日の想い 666 ( 地球という胎 )

現代人は地球の存在を認識している。それは当然であるけれども、古代人にとっては現代人のように球形をした輪郭を持った地球というイメージはない。科学的イメージを持たない古代人だったけれども地球という霊的なイメージは持っていた。そしてその認識の方がより包括的だった。全ての自然現象に生きた霊の感情を、思考を、意志を見た。生きて働く霊の存在は古代人にとって疑いようのない当然の事実だった。彼らは科学的唯物的な現代人の捉え方とは全く異なる地球に対する認識を持っていたはずだ。以前地球は天宙の胎であると記したことがあるが、古代人にとってはそれも当然の認識だったはずだ。人間は夜の無意識と昼の意識を交互に体験しているけれども、地球自体は西半球が夜なら東半球は昼であって、夜と昼を同時に体験している。普通人間は冬と夏を交互に体験しているけれども、地球は北半球が冬なら南半球は夏で、冬と夏、さらには春夏秋冬を同時的に体験している。神様は性相と形状の中和的存在であり、陽性と陰性の中和的存在であられるけれども、地球は夜昼の同時的存在であり、冬と夏の同時的存在でもある。夜昼は東西と関係し、冬夏は南北と関係している。天宙は神様の体、形状であり、地球は神様の胎であれば、胎の中に東西があり南北があるという東西南北の四方性があるのは、この四方性が霊界の四方性、四大心情圏を育てる胎盤の役目を果たしている。地球の四方性、東西に夫婦関係の胎盤的なもの、南北に親子関係の胎盤的なもの、として、肉体的には東西南北という平面的四方性で生活しながら、内的には、さらには霊的には、四大心情圏への横的関係、縦的関係の基となっている。地球に対する現代人の認識が、球形であり自転もし太陽の周りを公転もしているという科学的認識があるなら、さらに球形であることの意味、自転することの意味、公転すること等の意味を深く掘り下げると共に、意味を問う私自体が地球に所属し、地球に拠らなければ存在できない等という意味までも問うていくと、或る時点でどうしても科学的なものを超える地球の認識を得る必要性が起こってくる。ギリシャ神話によれば地球はガイアという女性神だ。古代を遥かに遡る人類の原初は、胎盤に繋がった胎児のように原初地球に繋がった原初人間を霊視することができる。それからも地球が天宙の胎であることが理解できる。原初人間は植物のように地球に繋がり根を張っていた時期がある。地球との直接的繋がりを持たずに独立し自由な人間存在になってからも、内的霊的な意味で地球は人間が成長する為の胎内に変わりない。サタンによって侵害された天宙の胎を取り戻し、神様の結婚式をして差し上げて、地球は今神様によって身ごもる者達の胎として存在している。

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