2009年7月17日金曜日
今日の想い 94
背負うた重荷が重たくて、助けを呼びたくても人は横を追い越していく。自分の弱さで打ち震えながら、佇む自分は押しのけられる。邪魔な存在として生を受けたことを、否定するでもなくじっと死を待つ。周りの誰もが恐くて、目立たないように息を潜める。何も持っていないから、執着も諦めることもわからない。感動もなく、怒りもなく、喜びもなく、声を上げて笑ったこともなく、孤独の中に埋もれる。夢、、、理想、、、尋ねられてもその意味すらわからなくて戸惑う。何に触発されたのか、ふと涙が流れる。意味もなく静かに泣いている自分に驚く。涙の暖かさが頬を伝う。涙に込められた暖かさを感じる。自分の涙で、自分が慰められる。自分が愛おしくなる。自分が自分に対して申し訳なく思う。それが自分に対してであっても為に生きることを知る。涙を裏切るまいとする。悲しいのに辛いのに、涙はどうして暖かいのかと思う。自分を傷つける時も、流れ出る血が暖かいことに気付く。血も汗も涙も暖かい。自分から流れ出るものは暖かい。自分の中に暖かいものが脈打っている。冷たい周囲に埋もれていれば、冷たくなって当然なのに。しかしそれに同化されないよう、自分の内面に暖かいものが流れ込んでいる。暖かい生きた自分を取り戻せと、暖かいものが流れ込んでくる。人の重荷を気にかけて上げると、その暖かさを人は優しさだと言う。人の弱さを気遣うと、その暖かさは慰めだと言う。あなたを大切な人として接すると、その暖かさを生きる強さに返る。あなたの味方となりあなたの為になりたいと言うと、その暖かさはあなたの勇気になる。暖かさを分け与えることで、暖かさの泉が湧き溢れる。
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