2010年2月18日木曜日

創造過程

今私達が存在する現宇宙の前に、一次から三次の別の宇宙が存在した。現宇宙は第四次宇宙として現在の在り方をしている。しかしながらそれぞれの宇宙がどんな在り方をしていたかを思い描くことはできない。思い描けるものは現宇宙の中に留まるものに限られている。数理で表されるものだけが今の宇宙を越えた状況を把握できる。内的霊的感性を鋭くした者が、数理で表されるものの冷たい表象を色鮮やかに象徴的に得ることが出来るが、あくまで象徴であってそれをそのまま受け取ると宇宙の本質とずれてくる。現世までの宇宙の創造発展を象徴的に追うことはできるのでそれを追って見るなら、原初宇宙は熱い想いだけが渦巻く宇宙と表象することができる。私達が何かを切に望むとき、胸にたぎる熱い想いと表現するように、神様の熱い想いがたぎる様相が第一次である原初宇宙だ。熱い想いが内面に留まりきれずに堰を切って表面化してくる。第二宇宙に向けて宇宙はひとつの太陽存在を創り上げ第三宇宙に向けて分離させた。陽としての太陽存在を活動させた第二宇宙は、神様の二性性相を現すべく陰としての月存在を創り上げる。それが第三宇宙の誕生だ。第三宇宙では宇宙の夫となる太陽存在と、宇宙の妻となる月存在との二性性相がその在り様だ。第三宇宙から第四宇宙への過渡期に太陽存在から月存在への受精がなされる。この宇宙の結婚が為された後、月存在から地球存在が産声を上げる。霊的原因的な過程から外的結果的な過程に目を向けると、熱様相の土星的在り様をした原初地球から太陽的地球となり太陽を分離した後は月的地球となる。そして月的地球から月を分離して今の地球紀を迎える。土星、太陽、月という三段階を経て現地球となる。よって三数は天の数であり、現地球を含めると地の数四数となる。宇宙的四位基台によって生命地球が創造された。

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