2012年2月2日木曜日

家庭系

今、一体どこを歩いているのだろう。先頭の御父様を見失わないように、列の最後尾あたりを辛うじて付いて歩いているようだけれど、周りの景色も良く見えないし、ましてや先頭の御父様の視線の先に見ておられる景色が見えるはずも無い。全てをわかっているようで、実際のところ何一つわかってはいない。霊的な目が少しは開いて来たのかとも思ったが、2012年に入ってまたもやトンネルの中に入ってしまったようだ。何かわからない重いものを抱えて足踏みしているようで、一向に前に進んでいる気配が感じられない。今の世で占星術と言えば個人的運勢を占うに留まっているけれど、昔は星の動きが自然のみならず地上の全ての動向と完全にリンクしていた。信じるとか信じないとかと言った類のものではなくて、地上の動向は星の動きを地上に映し出した結果だった。心の表れが表情や行動に出るように、星の動きが地上に現れていた。それは人間が現代のような自我意識を持たず集団的意識であり、自分の魂は私の中にあるのではなく星の動きに魂があり、自分はその分枝でしかなかった。今の私達は自我意識を明瞭に備えて、その上で御父様を戴いて中心となし、統一的な魂を標榜している。統一的な魂に私自身を委ねるなら、私は明らかにその身体であり、御父様が主管し動かされる星々のひとつだ。恒星を中心として惑星が周り、太陽系のようにひとつの星体系をつくるように、それぞれの家庭は、大宇宙の中心である御父様と真の家庭に繋がるひとつの家庭系だ。たとえこのトンネルの期間を通過しているとしても、私と私の家庭は確実に御父様の再創造に組み込まれている。その確信はどんなことがあっても揺らすべきではないだろう。

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