2012年2月14日火曜日

塩の柱

「のがれて、自分の命を救いなさい。後ろを振り返って見てはならない。低地にはどこにも立ち止ってはならない。山に逃れなさい。そうしなければ、あなたは滅びます。」創19:17
主がみ使いを送ってソドムとゴモラの町を滅ぼされる時、アブラハムの甥ロトと彼の妻、そして彼のふたりの娘に伝えた言葉だ。ロトは娘達の婿になる者にも逃れるように伝えたが、戯れごとだと取り、その地を去ることはなかった。ロトの妻は主の言い付けを守らず、後ろを顧みたので塩の柱になってしまった。私達はD-DAYを目前にしながら、今の今ほど信仰が試されている時はないはずだ。御父様は期限の最後の最後まで望みを捨てられることはないし、期限まで願われてきた方法で救いを摂理なさるだろう。昔、霊能者のハルモニが、来るであろう天変地異の話をされた時、御父様は摂理を進めている今言うことではないと叱責されたことがあった。目前にした今でも同じ立場を取っておられるけれども、それでも話の端々に匂わせられることはあって、そうならないように今精誠を尽くすことを願われる。祝福家庭と一括りに言うけれど、皆それぞれに心霊基準の違いがあってステージはピンからキリまであるだろう。さらにそれぞれ使命が異なるので、横にならえで周りを見て安堵し、低い基準でよしとするのは間違っている。自分の使命を明確に認識し、自分の良心に鑑みて前に進んでいかなければならない。私は立ち止まってはいないだろうか。更に後ろを振り向いてはいないだろうか。一旦歩みを止めれば再度足を踏み出すのは困難が伴うし、そのうちに自堕落になっていって心霊は益々落ちていくだろう。ロトの妻が後ろを顧みて塩の柱にされてしまったように、燃えていた心霊もいつのまにか疲れて燻り、冷めて固定化していくのは、まさしく自分が塩の柱化している証拠だろう。その自覚のある内に、休めていた羽を羽ばたかせることに再度挑戦しなければ、御父様と共にヒマラヤの頂上を越えることは幻となる。

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