2012年2月21日火曜日
前線を護る
給与レポートの間違いはチップを含めて500ドル程度だった。向こうが要求しているように、働いた体にしてその分払ってしまえばそれで終わることかも知れない。実際フロアマネージャーも会計も、ここまで向こう側が感情を害している以上、その分払って決着をつけた方がいいと言う。そうすれば会計士との煩雑な遣り取りも、相手の責めからくる精神的な負担も無くなって解放される。精神的なものを含めた損得を考えるなら損金と十分釣り合うと思える。しかし私はこの店を任せられた者として、それは自己中心的で安易な判断であり、霊的なものを含めた店全体を考慮したとき、個の痛みは和らいでも店全体に対して痛みを与えかねないと思えた。どう行動するかを判断するとき、私はその動機が個人的なものなのか全体を思ってのことなのかが最も重要で、そこに個の思いが優先されれば天の運勢から除外されると思っている。損得の問題という表面的なこと以上に店存在の根底にある内的霊的なものを考えた時、この店が御父様の願いから出発し、それなりに成長してきた過程で注ぎ込まれたものが愛であり、愛が霊を動かし霊が店全体の実質を形作っているなら、店の責任者として霊を裏切りたくないし注ぎ込まれた愛を堕落の地に垂れ流したくはない。私の感情は嫌気がさし逃げたくて仕方がないのだが、祝福家庭としての私の中に根付く御父様の分霊は、怖気づくことなく私自身を押し出そうとする。いろんな局面で私は心と体が戦うのを見る。はっきりと言えることは戦いを経るごとに、心の声は次第に大きくなってくる。
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