2013年3月3日日曜日

今日の想い 539

陽暦は三月を迎えた。三月という響きが私に心地よい。全てが芽吹くように私の中にも新しい何かが芽吹く予感がして、心地よい。御父様が聖和されて初めての春が来る。そうかといって季節は戸惑っている様子も伺えず、冬から春への交代手順はいつものように為されているようだ。きのうは直ぐにも芽吹きを誘うような暖かさが大気を満たしたが、今日は打って変わって暖かさは遠のき、冬に逆戻りしたような冷たさが肌を突く。この歳になると寒いから冬は嫌だとか、暑いから夏は嫌いだとかという感情はない。冬も夏も友達であって自然と私に語りかけてくるし、私も語りかける。冬はその知恵を教えてくれるし、夏はまどろむ地球星の中で同じ夢心地を味わわせてくれる。春夏秋冬はそれぞれに長い付き合いで、若いうちは無視もし、突き放していた感情もあったけれど、今ではそれぞれに異なった心地よさがある。それでも私が春に生まれたからなのか、春の訪れには一種の特別の感情があって、それは小さい頃の昔から今の今まで変わらない。私にとって特別の、さらに特別の春が来る。この世でも別れと出会いがこの時期に集中しているように、基元節を超えた新しい春の出発は、先天時代に強く結びつき付き合っていた意識との別れが必要だ。過去に繋がったへその緒を切れずに、そのまま先天時代にしがみついたままでは、新しい次元に超えていくことはできない。春が来る。御父様が聖和されて始めての春が来る。

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