2012年12月16日日曜日

今日の想い 504

十二月とは思えない暖かい一日だ。こんな青空が広がる美しい一日だけれども、こんな日であればあるほど悲しくなる。既に御父様は同じこの地上にはおられない。その実感がどういうわけかこんな日に限って迫ってくる。私を中心とした摂理は、一度は蓋を開けて確認してみたものの、手に負えない気分に負かされて、しまい込んだままになっている。既に自分の人生は壮年期を超えようとしているのに、未だ摂理の箱は預けられたそのままの状態だ。起きて、食べて、見て聞いて、少し動いて、そして寝る。摂理の箱を横目で眺めながら、それを何度繰り返しても私は変わらない。御父様がまだこの地上におられて、私が御父様から離れるか見失わない限り、それでも私は許されていた。地上に生まれてから御父様に出会うまで、私のその暗闇の期間であっても御父様は同じ地上におられたのであり、何らかの導きの糸が繋がれていて手繰り寄せられていた。しかし今の地上には明らかに御父様は存在されない。私は初めて、御父様が存在されない地上に存在している。私が生きながらにして御父様に出会うためには、おそらく次の言葉が当て嵌まるのだろう。私が勝利して受け取った心情圏の広がりと深みに、御父様は訪ねてこられるのだろう。でも私は何の勝利もしていない。ひたすら御父様の袖を握り締めてここまで来たけれども、何の勝利もしていない。心情の相続が為されていない。私は御父様に愛想を尽かされてしまったのだろうか。愛想を尽かされて私を置いたまま、この地上を離れられたのだろうか。この青空が広がる美しい一日に、私はこの悲しみにくれている。陽の光が眩しいかのように瞬きをし、涙が流れ、どうしていいかわからない。