2011年5月24日火曜日

土地を考える

御父母様がヨーロッパの巡回を終えられて帰って来られた。ヨーロッパも様々な国に別れ、それぞれに国民性が異なるように、それぞれの土地にはその土地を治める異なる霊的存在がいる。日本にも土地の神として産土神(うぶすながみ)がそれぞれの土地に存在しているように、世界の全ての土地にもその土地を治める霊的存在がいる。どこに行こうが土地は土地だと思うかも知れないが、霊的見地に立てば土地の在り様は全く異なる。その土地土地を訪ねれば風土も異なり人間性も異なる。その土地特有のそれらはその土地を治める霊的存在の外的表れだと言うことができる。イエス様は公生涯の三年間、ガリラヤ湖辺りから死海辺りまで訪ね歩かれたけれども、御父母様は世界を巡回してこられた。真の父母として、人類の親として世界の人々を訪ね歩かれると同時に、その土地土地の霊的存在と関わりながら地球再創造の役割使命の側面もあったと思われる。御父様の移動は人知を超えて為されている。日本には特別な地球規模的使命があることを日本の土地形状を見ればよくわかる。日本は世界地図をギュッと圧縮したような形状をしている。九州がアフリカ、西日本がヨーロッパ、四国はオセアニア、中部地方がユーラシアで、フォッサマグナを挟んで東北が北アメリカ、そして北海道は南アメリカとなっていて、世界のそれぞれの地の象徴であり代表であるともいえる。それを考えれば日本が御父様の入国を拒むことの摂理への影響の大きさを幾らか理解できる。上記したことに習えば、今回の東北大震災は北アメリカの西海岸にあたり、何らかの影響がアメリカ西海岸にでることは予測できるが、起こることの背後には複雑にからんだ霊的事情があるために一概にこうなると言うことはできない。地形の輪郭や標高、緯度経度との関連性は、適当に蹴散らかしてできた凹凸ではなく、大宇宙との関連、更に霊界と霊的存在との関連性の上で全ては成立している。現代人が時間系列で刻まれた自己の体験の記憶を行動動機としているのに対して、古代人は土地系列で刻まれている霊的存在の記憶を行動動機としている時期があった。現代人は自己に縛られているけれど、古代人は土地とその土地の霊的存在に縛られていた。自己意識と異なる土地意識の在り様が理解されてくると、その土地土地に赴いたとき、その土地の霊的存在が提供するものを受け取ることができるようになる。四大文明も、現代の都市文明も、その土地であればこそ時代の霊と共に花開いたものだと言える。

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