2010年9月6日月曜日

NEWHOPE号

堕落世界という海は荒れ狂うごとに水位を更に上げていく。人はそれぞれ自分なりの船を持っている。穏やかな海が続くなら粗末な船で十分だろう。しかし終末の堕落世界は荒れ狂う。木の葉のようないかだ舟で生き残ることはできない。波間に藻屑となって砕け散る。そのうちに地上で平穏な日々を過す者は誰一人いなくなる。自分の船が終末を超えて荒波に耐えうる船ではないことを誰もが認めるからだ。御父様が沈まない船NEWHOPE号を創られたのは象徴的だ。絶対に沈まないNEWHOPE号は、この地上界で如何なる困難試練にも耐えうるみ言実体になることとリンクしている。祝福を受けた私達に於いても、自分の魂がどういう類の船なのか今の今試されている。荒海の中では役に立たない飾り物を全て排除され、見事な曲線で縁取られた簡潔なボディーは、荒波から逃げることなく真っ向から対する闘いの王道がイメージされる。この洗練されたNEWHOPE号の在り様が私の中で生きているだろうかと問うことができる。私が、新しい希望の実体として、向かい来る荒波をものともせずに立ち向かってこそ、お父様の息子であり娘であると断言できる。訓読を供えながら、私の魂は再生される。堕落世界で、地獄の底まできりもみされながら砕けていく、そんな船は船とは言えないだろう。NEWHOPE的魂の船を私達は用意している。地獄の底が撤廃されて、ありとあらゆる悪霊現象に地上は翻弄されていく。この地上で平穏に暮らせる人は誰一人としていなくなり、そして誰もが救いを求めざるを得ない。その時に魂のNEWHOPEは誰からも羨望の眼差しで見上げられ、御父母様の栄光を誰もが認めざるを得ない。最近、船は人間そのものであると語られたみ言が、私の中に落とし込まれる。波を掻い潜って進むNEWHOPE号の勇ましい姿が私の中で生きている。

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