2011年4月2日土曜日

今日の想い 284

見通しのいいハイウェイをどこまでも走っていく。遥か向こうに雨雲が見えていて、ハイウェイはそこに向けてまっしぐらだ。近付くにつれて雨雲はますます巨大になり、覆われた下の方は灰色に霞んでいて何も見えない。更に近付いていくと、黒い雨雲から何本もの筋糸を降ろしたようになっている。その筋糸が纏まって、巨大な簾を引いて揺らすようにゆっくり揺れている。それを確認するとフロントガラスに大粒の雨玉が叩き付けられてきた。天のタライをひっくり返した様な土砂降り状態が直後に続き、前方はおろか一寸先も見えない。速度をしっかり抑えて注意深くハンドルを握っていると、そのうちに雨は止んできた。雨脚が来るのも早かったが逃げるのも早かった。こんな目まぐるしい展開がここのところ私の周囲でも発生している。思っても見なかった予期せぬ出来事が次から次えと起こってくる。店の問題が息つく暇もなく起これば、家庭の中でも口を開けて佇むしかないような出来事が生じる。その原因を突き止めたいと思っても、矢継ぎ早に起こる問題にそんな余裕もない。私個人に於いてそうで周囲がそうであるように、世界がそうだし日本に於いてもそうだし、言わずもがな教会内部に於いてもそうだ。ということは宇宙に於いても暴風雨圏にあると言うことだろう。この暴風雨圏はさながら現代の洪水審判だ。霊の洪水となって人類すべてを巻き込んでいる。この状態でひとつひとつの事柄を熟慮している暇はない。霊の洪水は悪霊の洪水でもあると同時に善霊の洪水でもある。善霊の影響を受けようとするなら、悪霊の惑わしに相対せずに善霊に相対する私となることだ。絶対信仰、絶対愛、絶対服従とひとつになる基準が今こそ必要とされる時はないだろう。負として受け取られるものには謙虚をもって、正として受け取られるものには感謝をもって、そして全ての栄光を御父母様にお返しする。それがこの暴風雨圏を泳ぎきる知恵だろう。

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