2013年12月11日水曜日

韓国と日本

韓国では日本に対する非難の声、日本では韓国に対する非難の声が盛り上がっていて、摂理がわかっていれば母の国日本と父の国韓国は一体とならなければならないのに、かつてない犬猿の関係をどうしたものかと思うだろう。しかしそれが今の現実であることはその通りだ。現実という響きには致し方ない投げ遣りな感情があるのだろうが、摂理を知りみ旨としての日韓関係を築こうとするならそこに留まっていてはならない。今の現実に対して、韓国が声高に言っていることはその通りだとそう思っている日本食口はかなりの多数存在している。それは御父様の慰安婦問題や竹島(独島)問題へ日本に対して避難的に言及されたことから、その言葉を言葉のまま受け取ればそういう態度を取らざるを得ないからだ。そういう中で、韓国の言動はおかしいと、歴史をよく紐解けばそういう事実はないという観点で、今の韓国に対して批判する食口もいる。日韓が一つになるためには歴史の事実を認めなければ、特に韓国が真実を知って認めなければ一つになりえない。そう思っている食口は心情型食口より思考論理型食口に多い。御父様が言われる意味でのひとつになるという表現がどういったものか、仲が良ければひとつになったと言えるのかどうか、私はそうだとは思わない。夫婦関係は男と女の関係だが、それは恩讐関係だとも言われたのであり、それを実感する位置でひとつになるとはただ仲がいいだけでは一つになったとは言えないものが確かにある。御父母様の御傍で侍っていれば、御母様に対して声を荒げる御父様は何度も見ているのであり、そうなれば距離を置かれる御母様も何度も見ている訳で、勿論仲のいい場面も度々目にするけれどもそれと同じくらい刺々しい場面も目にしている。しかし御父母様が一つになっておられるのは天地に公言されている。おそらく日韓関係もただ表面的に仲がいいというだけならそれは一つになっているとは言えない。今の刺々しい関係もお互いをより理解するための、本当の意味で一つになる為の、越えるべき一里塚だと思っている。これを越えればもっと深い関係になる。日本は女性的であって外的だ。心の奥底でどう思っているかより外的表面的にどう表わしてくれるかの方が重要だ。しかし韓国は男性的であって内的だ。どれほど謝罪しようが、どれほど補償しようが、それよりは内面の心を差し出してくれと叫ぶ。彼らにとって歴史的事実がどうかは或る意味どうだっていい。韓国としての主体的位置を認めて欲しいというのが本音のところだ。そういう意味で捉えると彼らの言い分は納得できるのであって、歴史的事実を振りかざし、だから日本が正しいという論理は彼らに通用しない。摂理的観点から見る天の願いは韓国が主体的位置に立つべきだとしており、そうであれば天の運勢は韓国に味方するのであり、どれほど歴史的事実を訴えようが日本がしゃしゃり出て主体に立とうとする了見が見える限りは日本の非を認めざるを得ない。だから今の日本は夫を立てる妻の役割を見せるべくどう立ち回るかの正念場といえる。一体化の鍵は妻であり母である日本が握っている。

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