2012年6月15日金曜日

今日の想い 418

私が歴史の結実体であるという意味は、私の血の在り様に人類始祖以来の血統の歴史の全ての事実が刻印されていると言える。私が歴史の結実体であるように、私の周囲で起こるあらゆる出来事も、過去の歴史の結実であり対処清算すべきものとして起こるべくして起こっている。私の現在の意識が周囲の空間と結びついているように、意識を過去に向ける記憶は時間と結びついている。記憶を働かす時、私は時間の流れを遡る。それが現代の通常の意識の働きであるけれども、霊的認識が深まるにつれて通常の意識は超常意識へと変革し、過去の体験が記憶としてでなく空間上に現れてくるようになる。要するに霊界に意識の重心を置くことを学んでいけば、時間が一種の空間に変わる瞬間があり、過去の体験は記憶としてではなく今体験してるように現れてくる。それが霊界体験だ。今起こっていることは霊界地上界の境が取り払われ、個人としての記憶も、宇宙としての記憶である歴史事実も、時間軸を空間軸に移して空間上に現れざるを得ないようになる。歴史的縦的な事柄が地上空間的横的に展開されるのを目の当たりにするようになるだろう。それをどこか別の惑星で見学するのではなく、実際に地上空間的人間も組み込まれてカルマの清算を果たすべく動員されざるを得ない。それで初めて地上に平準化がなされ、平和の礎が築かれるはずだ。内部に起こっている複雑な問題の浮き上がる様子や周囲の状況、今の今起こっていることの意味を探れば探るほど、起こるべくして起こっているのであり、一過性の事ではなくあらゆる歴史事実が煮え滾るマグマが噴き出すように後に続いて突発して出てくる。御父様が密かに、グループ問題で翻弄される或る責任者に対して語られた一言が私の中で警鐘として鳴り響く。これからもっと大変な事が起こってくる。これを乗り越えられずにどうするのか、、、。