2009年10月24日土曜日

今日の想い 111

政府に対する官僚があるように、社長に対する本部がある。官僚の下に大手の企業や中小の企業があるように、本部の下に卸し業やレストランがある。国の存在が経済の動向を主軸にして動いている現代に於いては、図らずも国の在り様と、み旨に於ける経済活動の分野を担当する我々の在り様はシンクロする。民主党が政権を取り新たな政治への取り組みを始めたばかりであるけれども、マニフェストに従って政策を遂行するにも今までの形がありタガがあり、そう簡単には日本丸のヘサキは変更できない。講釈を受ければ理屈はわかるとしても理屈では人も組織も動かない。動かすだけの外的要因と内的要因をどれだけ準備して、やらざるを得ない状況に詰めていくかだろう。総理が友愛という言葉を使っているが、それが今回の政権の根底にあるものとして総理は認識をしている。その言葉に込められた思想をどれだけ閣僚に官僚に、そして国民一人一人に植付けることができるかが改革の力となるが、そんな思想以上に利権が絡み損得の絡む事柄への執着が大きいだろうから、結局は何も変わらないか、或いは全てをぶち壊して終るかのどちらかだろう。我々に於いてもみ言から流れてくるものを主体として備えているか、或いは厳しい経営状況に於いて取りあえず生活を含めた当面の維持に躍起になっているか、内的霊的状況分析をしっかりと踏まえながら舵を取っていかないと日本丸と同じ運命を辿ることになるだろう。組織の位階に於ける個々の問題点を取り上げることは、皆にすれば批判にしかならないので敢えて伏せるにしても、明日が全く見えない日本の中小企業と同じ状況に我がレストラン部があることは事実だろう。問題点を報告しても改善案が上から掲示されることはない。上は絶対であり下は上からの要求は呑まざるを得ないものだという認識と、現場の問題は現場で解決が当たり前というこの二つの悪しき概念が、現状を無視して跋扈し続けるなら日本丸と同じ運命を辿らざるを得ない。新しい時代、変化への対応力が要求される時代には新しい概念が新しい皮袋として必要とされる。だからと言ってみ言からずれて行くとは思えない。み言的に言えば過去の概念は今の時代、十分ずれている。

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