2011年9月10日土曜日

星の煌めき

夜空を鏤める星を目にしなくなって久しい。都会に住んでいれば節電対策で落としていると言っても、夜空一面の星を眺め渡せるほど電光を落とされてはいない。田舎であっても犯罪防止の為にそこかしこに街灯は灯っているし、普通休むまでは室内も煌々と電燈を点けている。電燈で照らされる明るさに視覚が慣れてしまっていて、電燈がない生活で落ち着く人は少ないだろう。しかしどれほど照度を明るくしても、明るくすればするほど内面に届ける私が照らそうとする光は弱められている。形状をどれほど照らし出しても、形状の背後の本質であるところの性相は益々見えにくくなる。祈祷するときに目を閉じて外界の印象を遮断し、意識を内面に向けるように、光が照らし出す外界の全ての存在、起こっている自然現象や社会現象など、本来それらの背後にある本質を、霊的存在の正体を照らし出して見えるものとならなければならない。星の煌めきは無数の霊的存在達の表れだ。星の煌めきを視覚に受け止めるだけでなく、星の動きから星達の会話や地上への語りかけさえも受け取れるものになる。古代に於いては大陸の消滅から始まり、現代に於いては火山活動や地震、気象の変化、全ては星の影響下にある。地上から夜空を仰ぎ、星の煌めきに感情を預けるのもいいが、地球を一点と見るなら、全方位に位置して活動している無数の星から影響を受けるのみならず、地球の存在自体に関わり地球環境圏のバランスを取っている。それは地球と運命を共にする植物や動物にも言えるし、勿論人間も形状、器官形成、生命活動のみならず心魂にもバランスを取らせ影響も与えている。御父様の勝利圏が人類に関することだけのものではなく、地球を存在たらしめ地球への影響を及ぼす星達の本質、天使と言えるに留まらない霊的存在であり、(こう言う言い方が認められるなら)神々でもある存在にさえ影響を与えるものであることを、神様と一心一体となられた今、言うことができる。私が御父様の息子娘であるなら、星の煌めきを受け取る時、天界の霊的存在達の御父様へのハレルヤの声を先ず受け取るはずだ。

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