2014年1月10日金曜日

天一国通貨

原始キリスト教社会では宗教と政治と経済は分化されておらず、キリスト教指導者の指示がそのまま政治体制であり経済運営でもあった。しかしキリスト教社会も氏族社会、国家社会へと版図を広げていくと先ず法王と国王と二分化されるようになり、そして三分化されていった。統一教会も同じように、先ず原始キリスト教社会的な、分化されておらない時期があり、氏族社会的時期を経て国家社会的な三分化を見るようになる。清平の霊的指導と教会運営とが先ず分かれているが経済はというとどちらもまだ一体不可分の状態にある。しかし版図が国家的、世界的になるに従って霊的指導と運営と経済は分化されるようになるだろうし、最終的には三権分立からメディアと銀行を加えて五権分立体制になっていく。しかし国家的発展段階の極めて初期であって混沌期を未だ越えていないことはそうだろう。それに乗じてグループの問題が起こった訳だが、意識ある者達によって収拾され、混沌期を越えて一段高い安定期に入っていくはずだ。私達はキリスト教社会の発展史を研究しながら霊的王国がどのように為されていったかを精査し、その上で実体の天一国を建設していかなければならない。しかし2020年に向けて御母様と一体となって歩みを進めてはいるけれども、実体天一国のブループリントがどんなものでどういう経過を辿って辿りつくのかは何も知らされてはいない。知らされていないから混沌期でもあるのだが、歩みを止めないということは言われ続けていることであり、解からなくても歩むということが条件的にも必要とされている。しかし国家体制への道筋が天から降って与えられるのではないだろうから、私達の責任分担に於いて段階を踏んでブループリントを作成し、道筋を創造していくことになる。そしてそれは、人材創造と経済発展の両輪に拍車をかけることで実現できることは、キリスト教の霊的王国が広がっていった歴史の事実を見れば明らかだ。要するに資本主義と帝国主義によるものだが、資本主義の種として金証券の発明がある。金証券によって資本経済が成り立ち、資本経済によって爆発的なキリスト教経済圏が世界に広がった。今私達は特に基軸通貨のドルに価値を置いて、シーニョレッジ(通貨価値の上げ下げや通貨増しによる益)をアメリカとそれに倣う国に任せているけれども、それではいつまでたっても経済を主体的位置で把握できる訳ではない。天一国としての経済圏を広げる為には通貨がいつかは必要だ。別にそれは貨幣でも紙幣でも或いはネット通貨でも構わないが、通貨としての価値を持たせる為に特別の何かと兌換できる通貨となる。ドルが金兌換であったように金を保留していくのもひとつだが、それでは既存の国の域に留まり世界経済の主要的通貨にはならない。教会の条件が満ちるなら必ずや金鉱か金鉱を越える資源鉱(それは物質ではないのかも知れないし、知的財産かも知れない)を用意されるだろう。その半無限の価値を得ることができれば通貨発行が為され、一気に世界経済圏をその通貨によって創造することができる。ONE FAMILY UNDER GODの御父様の理想を本当に実現する為には爆発的経済発展の種は必ず必要で、それを用意されておらない御父様ではないと思うのだがどうだろうか。

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