2012年4月14日土曜日

新しい信用経済

経済は信用で成り立っている。この一ドル紙幣という紙切れが一ドルとしての価値があるのは、アメリカという国に信用を置いているから価値が成立している。アメリカが崩壊したらただの紙切れだ。金融危機の煽りを受けてアメリカは天文学的なドル量を発行している。勿論輪転機を回すのではなくコンピューターのキイを叩くだけなのだが、発行には違いない。いくら国債を発行してもそれを売れるうちは信用を裏切ることはないが、国債は形だけで中央銀行が買った体にして大量のドルを市場に流せば信用を失う行為になる。最初は恐る恐る市場反応を見ながらやっていたが、今は国としての感覚が麻痺していて何の躊躇もなく放出し続けている。放出すればするほど、ドルという国の血液は薄め続けられる。それを続ければ国としての体は崩壊する。基軸通貨国でさえそういう状況であって、複雑に繋がり合った主要国全てが一蓮托生で崩壊への道を抜け出せないでいる。ディーリングルームのコンピューターで一秒間に数千回も為替が売買されている状況では、既にドルも円もユーロも関わりすぎて、即ち交わりすぎて、国家を担う国体血液としては濁りすぎている。グローバル経済だから世界は既にひとつだと言う者もいるけれど、薄めもし濁りもしている悪血(おけつ)を一つにした身体に循環させても、身体として機能することはない。この崩壊する世界経済を解決する道筋を誰も描けないでいる。救世主の出現は内的霊的世界のみならず、信用経済を成り立たせる為の新しい血液を創造し供給する救世主を必要としている。御父様はアベルUN、カインUNと言われている。アベルUN194カ国、カインUN193カ国。御父様の中に描かれているビジョンがどういうものなのか、霊的な力不足で未だに受け取れないでいるが、アベル国家は新しい血液(新しい通貨)を供給された国家で、カイン国家が生き伸びる為に従うべき国家というのが、薄ぼんやりと見えてくる。それがどういうプロセスになるのかは結果でしかわからないだろうが、御父様のビジョンをより鮮明に見る群れが道筋を決めて行くだろう。