2007年2月9日金曜日

愛のペニー

ビジネス行動の核は人間としての本来的行動、為に生きる事と同じだと思う。すなわちビジネスも愛を動機としての社会的活動である。ビジネス=愛。 ビジネス=愛という表現をいかに社会に対して客に対して提供できるか。それぞれの団体の"為に生きる"という思い入れの強ければ強いほど、その団体なり企業は発展すると思う。あの大震災の折、いち早くムスビや毛布を届けたり援助の手を差し伸べた企業も少なからずある。社長の気持ちとして、日頃お客様やこの社会を通して活かされている、お返しが出来ることが非常にありがたいというのがあり、感謝の衝動としての表れなのだ。 会社はその会社や自分の為という以前に、人々の為にあるという姿勢が常にないとこのようなとっさの行動は出来ないだろう。愛を与えて喜びを受けることがビジネス行動の核であり、利益を得るのは客からの喜びや満足としての還元でありまたより大きな愛を提供する為の呼び水として捕らえることが大切だと思う。利益に対しての意識が儲けた金という物の段階に留まったら、それ以上発展させることはできない。それは価値創造の停止、授受作用の停止を意味する。利益は明らかに客の喜びや愛がかたちを変えて届いたものであるとの認識が必要だと思う。お金にしろものにしろ物を物として捕らえない、愛のひとつのかたちとして捕らえると、ビジネスも日々の生活も活き活きとしてくる。店のあちこちに客が落していったペニーが転がっている。そのペニーを拾い上げながら、ここまでのペニーの路程を思いこの店に落ちざるを得なかった訳をペニーに聞いてみる。ペニー一枚がいとおしくなる発見がそこにある。最小単位であるペニーを蔑ろにしてお金の流れを見ることはできないし、お金の価値を見ることも増やすこともできない。

0 件のコメント: